栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

総形バイトで、複雑な加工形状の切削加工が得意な中原鉄工(1)

2011-10-07 11:55:53 | 視点
 岡山市に中原鉄工株式会社というユニークな企業がある。

 何がユニークかというと、まず技術がユニーク。

とにかく他社が敬遠したがるような難しい仕事をやりたがる。

というのは言い過ぎかもしれないが、少なくともそうした仕事にチャレンジしたがる傾向があるし、

またそうした難しい加工仕事をこなしてきている。次に経営者(の経歴)がユニークだ。

自慢はバイト(刃物)を作る技術です。

 なぜか岡山には社名に「鉄工」と付く会社が多い。

仕事内容は大物加工から小物部品加工、精密加工まで千差万別。

だから社名を聞いただけではその会社の内容は想像すらできない。

これは岡山の特徴(?)ではないかと思っている。

というのも、他の地域で「○○鉄工」といえば大物加工をするところが多いからだ。


 それはさておき、同社の主要事業は工業用ゴム金型の加工。

もう少し具体的にいえばベアリングシール用ゴム金型、自動車エンジンガスケット用

ゴム金型の加工、工具鋼・ステンレス鋼・アルミ合金などの小物精密部品の切削加工である。

 大量生産品ではなく小ロット、特注品の加工を得意としている典型的な町工場。

ただし、ちょっとスマートな町工場・・・・


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