栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

ソフトサービスに力を入れるバルコム福岡

2013-04-15 09:31:52 | 視点
 Balcom BMW福岡(以下バルコム福岡)がオープンして約1年。業績は順調に推移しているのか、それとも当初予想ほどではないのかが気になるところだ。業界動向に詳しい某氏によると、予想以上に健闘しているとのことだったが、果たしてそうなのか。

 いまさら言うまでもないだろうが、車検を含め車の点検・修理をする場合、次のいずれかだろう。
1.ディーラー
2.街の修理工場
3.ガソリンスタンドや大型カー用品店
 このほかに車検だけならユーザー車検(代行業含む)という手もある。
手間暇さえ惜しまなければユーザー車検が最も安上がりだ。
 国産車の場合は上記3つのいずれもが使えるが、輸入車の場合は選択肢がかなり狭められ、ほぼ1と2しかなくなる。しかも年式が新しい車ほどコンピューター化され、もはや機械というより電子ユニットの組み合わせに近くなっている。そうなるともう街の修理工場では変化と知識に追い付いていけなくなる。さらにドア1枚剥がすにも専用の工具が必要になり、そうした道具を装備しているところでないと点検さえできない。
 かくして選択肢はほとんどディーラーしかなくなる。顧客に質の高いサービスを提供するために、と言うが、総代理店とディーラーが儲かる仕組みを作っているだけだ。

 ところで、顧客とは何だろうか。
客はなぜその店で買い物をするのか。
欲しい商品がその店にあるから。商品がいいから。価格が安いから。店の雰囲気がいいから。販売員の感じがいい、知識が豊富だから等々いろいろあるだろう。
 これは次のように言い換えることができる。
1.商品に付く客
2.店(会社)に付く客
3.個人に付く客


    (以下、略)


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