栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

富士フイルムが往年のフィルムカメラ風デジカメを開発

2010-09-20 21:39:45 | 視点
 富士フイルムが9月20日、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したデジタルカメラ「FinePix X100」の開発発表を行なった。
デザインは見ての通りのフィルムカメラ風。
 最近のコンパクトデジカメは背面に液晶ビューがあるだけで、ビューファイダーがないのが主流というか、ほとんどのコンデジでビューファイダーがなくなっているが、ビューファインダーを覗き撮影する方がカメラを固定でき、手ぶれがなくなるし、老眼になると液晶ビューは見にくい。
 そのため各メーカーにビューファインダー付きのコンデジの発売を望んでいたが、コストの関係からか最期まで頑張っていたキャノンからもビューファインダーが消えてきた。
そこに富士フイルムの開発である。

 しかもデザインは往年のフィルムカメラ風。
これは売れるだろう。
すでにオリンパスの「Pen」で見るように、いまカメラデザインはフィルム時代に戻りつつある。

 今回開発の「FinePix X100」はハイブリッドビューファインダーが特徴。
カメラ背面の液晶ビューでもビューファインダーでも見られる。
ただしレンズ交換機能はなし。
その代わりレンズはF2と明るいのが特徴。
画素数は1,230万。
発売が待ち遠しいが、予定は2011年初頭。
今回の発表は明日21日からドイツで開幕するイベント「フォトキナ2010」にあわせたもの。
販売価格がいくらなのか気になるところだ。

 できればローライフレックスの2眼レフ風デザインのデジカメをどこか開発してくれないだろうか。
最近ブームだし、結構売れると思うのだけど。



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