変化が緩やかな時代のトップは誰でも通用する、というのは言い過ぎだが、多少愚鈍(これも言い過ぎか)な跡継ぎでもそれなりになんとかやっていけるものだ。
しっかりしたお守り役、ブレーンが付いていれば。
ところが激動の時代にはそうはいかない。
自ら切り開き、成り上がっていく創業者タイプでなければ生き残れない。
温室で育てられた即席栽培のような若い後継者ばかりが増えつつあるのはなんとも嘆かわしいが、その責任は偏に親世代にある。
会社の将来を考えればもっと違った選択があったと思うが、結局は肉親の情に負け、愚息と分かりつつも後継者に据える人が多い。
その結果はどうか--。
中国・三国志の時代、蜀の例を見てみよう。
諸葛亮が五丈原に自ら軍を率いて出陣したのは劉禅に取って代わろうという野心を疑われないためであった。
熊本細川藩の阿部一族の乱も、先主亡き後、旧臣の置かれる道を暗示していて考えさせられる。
いまは新興国の台頭が目覚ましく、国際競争が一段と激しくなっているグローバル戦国時代だ。
こういう時代に権力の
(以下略)
「まぐまぐ」から毎回全文を配信しています。
全文は「リエゾン九州」のHPでも見られます。
しっかりしたお守り役、ブレーンが付いていれば。
ところが激動の時代にはそうはいかない。
自ら切り開き、成り上がっていく創業者タイプでなければ生き残れない。
温室で育てられた即席栽培のような若い後継者ばかりが増えつつあるのはなんとも嘆かわしいが、その責任は偏に親世代にある。
会社の将来を考えればもっと違った選択があったと思うが、結局は肉親の情に負け、愚息と分かりつつも後継者に据える人が多い。
その結果はどうか--。
中国・三国志の時代、蜀の例を見てみよう。
諸葛亮が五丈原に自ら軍を率いて出陣したのは劉禅に取って代わろうという野心を疑われないためであった。
熊本細川藩の阿部一族の乱も、先主亡き後、旧臣の置かれる道を暗示していて考えさせられる。
いまは新興国の台頭が目覚ましく、国際競争が一段と激しくなっているグローバル戦国時代だ。
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