栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

創業者が会社を追われる時。

2005-04-05 11:31:38 | 視点
 最初から人手に渡すために会社を作る人はいないだろうし、誰も自分が創業した会社から追われる日が来るなどとは夢にも思っていないに違いない。
 ところが、最近こうした例が数多く見られる。
なにもダイエーの中内氏や西武の堤氏のような大企業の経営者ばかりではない。
意外にもベンチャー企業や中小企業の経営者にも多いのだ。

 なぜ、ベンチャー・中小企業の経営者は自分が作った会社から追われるのか。
どこで失敗するのだろうか。

 多くの経営者を取材して分かったことは苦しい時ではなく、むしろ成長段階で失敗しているということだった。
まさにパラドックス。
伸び盛り、景気がよさそうに見える企業こそ要注意ということだ。

 上場直前に失速し破産した企業、上場後に会社を追われた経営者、第3者割り当て増資を画策し、失敗して会社を追われた経営者・・・。
いずれも九州の中小企業経営者である。
そんな彼らに共通しているものは・・・。

 今月は勉強会を充実させました。

             --記--
●内 容:
1.ライブドア VS フジの闘い
   ~~経営者は何を教訓とすべきか~~
     講師:吉水公認会計士事務所・吉水 宏 所長


  資本の国際化でM&Aは非常に身近になってきた。
 第3者割り当て増資、新株予約券発行とはどういうものなのか。
 なぜ増資するのか、どのようなリスクがあるのか……。
  将来の対応を誤らないために、ライブドアとフジの闘いから我々が教訓と
すべき点を吉水公認会計士が鋭く指摘する。

2.創業者が会社を追われる時
   ~~九州の実例に見る株主と経営者の闘い~~
     講師:ジャーナリスト 栗野 良



 実例を紹介しながら、数々の現場取材の中で見てきたジャーナリスト・栗野 
良が「経営者が失敗する時」を講演する。

●日 時:4月9日(土) 13:30 ~ 17:00
    ★(今月は第2土曜日に開催します)
●場 所:福商会館(大名1-12-57)の2F
      天神西通り、岩田屋本館(旧Zサイド前)の前に大福うどん、
      ケンターッキーフライドチキンがあり、その角を赤坂方向に
      入ると角から3軒目左手のビル(1FにPumaの赤いショップ)

●例会参加は誰でも自由です。
  参加費用:会 員2,000円
       非会員3,000円。
 
●例会後、懇親会を予定しています。
   予算3,000円程度。

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