講演後の懇親会で出席者からの話が多かったのは、前回の公演内容でもあり、その後メルマガで数回に渡り書いた「バトンタッチはどのようにすべきか」ということ。
6回シリーズで「まぐまぐ」から配信したので、「まぐまぐ」の「栗野的視点」か、私のHP内の「栗野的視点」を一読頂きたい。
中小企業の経営者にとって後継者へのバトンタッチ問題は非常に関心が高いだけでなく、頭の痛い問題でもあり、何人かの経営者が上記の記事で背中を押されたらしい。
ある経営者はそれまでの息子かわいさからくる贔屓目をやめ、冷静に、客観的に判断し、息子へのバトンタッチをやめたし、またある経営者は「家康型」で行くことを決心し、若い後継者を社長に据えたと私に打ち明けた。
また別の経営者はバトンタッチの準備を急ぎ、息子を副社長にしたと言う。「先生、会社の借金をどうするかというと、それまで他人に背負わせるわけにはいかない。だから息子にさせるしかないんです。ただ、社内にそのことまではっきり伝えました」。
そう、中小企業経営者の悩みの一つはそこにあるのだ。
企業経営がうまく行っている時ならいいが、いまのように景気が悪いと、後継者には会社の負債も一緒に負担させなければならず、それは結局、直系の子供に納得させるしかないのだ。
私の講演がそうした決断をするのに多少なりとも役立ったようなら、それはうれしい。
6回シリーズで「まぐまぐ」から配信したので、「まぐまぐ」の「栗野的視点」か、私のHP内の「栗野的視点」を一読頂きたい。
中小企業の経営者にとって後継者へのバトンタッチ問題は非常に関心が高いだけでなく、頭の痛い問題でもあり、何人かの経営者が上記の記事で背中を押されたらしい。
ある経営者はそれまでの息子かわいさからくる贔屓目をやめ、冷静に、客観的に判断し、息子へのバトンタッチをやめたし、またある経営者は「家康型」で行くことを決心し、若い後継者を社長に据えたと私に打ち明けた。
また別の経営者はバトンタッチの準備を急ぎ、息子を副社長にしたと言う。「先生、会社の借金をどうするかというと、それまで他人に背負わせるわけにはいかない。だから息子にさせるしかないんです。ただ、社内にそのことまではっきり伝えました」。
そう、中小企業経営者の悩みの一つはそこにあるのだ。
企業経営がうまく行っている時ならいいが、いまのように景気が悪いと、後継者には会社の負債も一緒に負担させなければならず、それは結局、直系の子供に納得させるしかないのだ。
私の講演がそうした決断をするのに多少なりとも役立ったようなら、それはうれしい。