祭の秋です。旧東海道沿いにある絞りの街、名古屋・有松で7日、年の1度(10月の第1日曜日)町内にある3台の山車が一緒に曳き回される『有松山車まつり』を見てきました。
有松地区の氏神である有松天満社の秋季大祭。祭り全体が名古屋市指定無形民俗文化財になっています。
この日の名古屋は、秋の日差しがいっぱい。白壁や黒壁の商家や蔵が並ぶ町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている通りを、豪華な刺繍で彩られた山車が曳き回されました。
笛や太鼓の音と共に山車を懸命に押す若者たち。掛け声とともに、祭の文字を染め抜いた法被姿で綱を曳くお年寄りや子どもたち。
留学生たちでしょうか。法被姿で笑顔いっぱいの若い外国人たちのグループも。
山車の舞台では、からくり人形が目を大きく開いたり、舌を出したり、飛んだり、跳ねたり。いろんな演技に、沿道からは町民と観光客が一体となって掛け声と拍手。山車の方向転換シーンなどを逃すまいと、アマチュアカメラマンらの目も真剣でした。