今回も漁船上の風景です。
大小の柱や煙突、縦横に走るロープ、ホースのような水揚げ用器具、てっぺんには白い船舶用レーダーのアンテナ・・・。
それにしてもロープはすごい本数です。白や黒、太さはさまざま。これでも煩雑になりすぎると思い、何本かを減らしたつもりです。
興味があったのは太くて赤いホース条のパイプ。「フィッシュポンプ」という水揚げ装置の一部です。
港での水揚げだけでなく、漁場で網に入った魚をこれで吸い込み船倉に送り込むようです。
大きなタモ(網)で掬って船倉に入れていた時代よりも作業効率が大幅に向上、シラスやイカナゴ、コノシロなど小さな魚も傷つけることなく、鮮度も保てるというわけです。