岐阜県関ケ原町にある「旧陸軍関ヶ原火薬庫」の入口のひとつです。
場所は、夏の小さな旅で立ち寄った関ヶ原鍾乳洞から歩いて数分のところ。内部への立ち入りは禁止されているので、頑丈なコンクリート壁の入り口部分を描きました。8号です。
大正初期から1945年の終戦まで使用されました。
周囲6㌔、面積約270ha。東洋一の規模だったそうです。
東西からの交通の要衝であること、小高い山がいくつもあり洞窟状の火薬庫を造るのに好都合であるなど、立地条件が良かったからでしょう。
コンクリート壁を覆うコケやカビ。閉鎖されてから70年余の歳月を感じます。入り口から覗くと、柵の向こうにはホールのようなやや広いスペース=㊦の写真=が見えました。