
今朝は早くもお天気、下り坂・・。本当の真珠色の空でした。
本当の・・なんて言い回しも、おかしな表現ですが・・。
曇り空です。お昼前からポツポツ雨も・・。
今は、静かな雨が降っています。
「時々夕方になると、
この庭に幻影のような不思議な匂いが、漂って来ますね。」
「どの花から匂って来るのか僕にはどうしても分からないんですよ。
捉えどころがなく、そこはかとなく漂い、素晴らしくいい匂いです。」
【「アンの夢の家」 第38章】

今年の春は、今まで以上に春の香りを感じております。
菫(すみれ)もそうですが、金色の水仙やジュリアン等など・・
これまで、あまり香りを感じなかった、それにも感じたり・・。
尤も、ハーブ類も年々、その数を増やしていますから、
そのせいも、あるのかも知れませんね。
でも、ついうっかり庭に出て、思わず長居・・という事が多くなりました。
慌てて帽子を取りに戻る事が、多くなっています。
「アンは、目が覚めていれば庭に出て、
1分1秒を楽しんだ。」 【「赤毛のアン」 第9章】
もう、こんな状態は、私にとってはご法度ですものね。
そうそう余談ですが、“じょうろ”。
水やりに欠かせないそれも、ちょっとクラシカルな物で凝ってみたり・・。
ところで、それを漢字で書くと 「如雨露」。
何と風情があって、ロマンティックなのでしょう。
漢字って、「想像の余地」 が膨らみますね。
たったそれだけの事で・・中原淳一の世界が、広がるような気がします。
水やりさえも着物の袂(たもと)を持って、おしとやかに・・。~なんて。




こちらは近所の桜です。まだ満開には程遠いのですが・・。
待ち切れなくて、パチリ! 雨が降り出して来て、早々に退散です。