【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春の香り仄か

2009-04-20 18:33:58 | 香る庭の花綴り

【西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)】

   今日の空は真珠色。
  春らしい薄曇り・・と言った天候です。

   午前中は、それでも時折、
  太陽が顔を出していましたが、
  朧な? 太陽になりました。

   それもその筈、この天気は、
  今日までなのですね。

   まだ雨は降り出してはいませんが、
  風が出て来ました。

   薄紫色の 「蔓日々草」 は、
  大きく左右に身体を揺らしています。

   さて、私は・・と言いますと・・。
  ほんの少し・・のつもりでしたのに、思わぬ長居をする羽目に・・。
  
   と言っても庭なのですが、
  時間を忘れ、何と2時間近くも
  居座ってしまいました。

   これでも、昨年までは美白に気を
  使い、(理由にしていただけかも?)
  少々、草が生えていても・・
  平気で放っていたものです。

   それなのに今年はいけません。
  “アラッ、小手毬が咲いたのね・・”
  “卯の花に白い花芽・・もうすぐね・・。”
  ~なんて。

   他愛もない事に、一喜一憂し、いそいそと庭に出てしまうのですから。
  そして毎日のように、リラの木を観察し・・。
  
   一つには今年の我庭は、何ともいい香りがして、
  家になど、じっとしていられないのです。

   でも、お化粧こそしていましたが、頬が熱い!
  明らかに日焼けしたようです。“後の祭り” とは、良く言ったものですね。
  でも、ちょっとだけ・・アンに近付いたのかも知れません。

     “・・・冬じゅう自分の時間は、
   ほとんど1分もなかったアンは、
   春の喜びを衣装とし、
   文字通り庭で明けくれした。・・・”
         
                                   【「炉辺荘のアン」 第14章】



   ところで今日は星野富弘氏の詩を・・。
  同じ 「菜の花」 を見ても、人の思いは様々である事を伺い知る事が出来ます。

             菜の花
     
     私の首のように
     茎が簡単に折れてしまった
     しかし菜の花はそこから芽を出し
     花を咲かせた
     私もこの花と
     同じ水を飲んでいる
     同じ光を受けている
     強い茎になろう