

分からないような霧雨でした。
こちらは、とうとう雨に・・。桜雨。
最近の天気予報って、
本当に良く当たりますね。
桜はこれで完全に終わりでしょう。
今日は、ちょっぴり肌寒さも・・。
それはそうですね。
昨日までは、季節は、まるで1ヶ月
先の、初夏の陽気でしたもの。
カレンダーに目を遣るまでもなく、
まだ4月中旬。
これが本来の気候でしょう。
でも、冬からいきなり初夏になり、
こんなにくるくる気候が変わっては、
身体の方が、ついて行けなくなりそうです。
さて、嬉しい事もありました。
昨日になりますが、3年越しの想い花である、「羽衣ジャスミン」 が開花しました。
ワイン色の、ピンクがかった蕾からは到底、想像出来ないような純白の花・・。
おまけに、強くて甘~い香りが鼻孔をくすぐります。
玄関先と庭の両方に植えたのですが、玄関先の方がいち早く・・。
たった1輪の開花でこれほどの芳香・・。全部咲くと、一体どうなるのでしょう・・?
「時々夕方になると、この庭に幻影のような不思議な匂いが、
漂って来ますね。」 オーエンが言った。
「どの花から匂って来るのか僕にはどうしても分からないんですよ。
とらえどころがなく、そこはかとなく漂い、素晴らしくいい匂いです。」
【「アンの夢の家」 第38章】

至る所に植えた、「ローズゼラニウム」 と、それこそお化けのように育った、
「ラベンダー」、「チェリーセージ」 等など・・。
庭に出ると、思わずクラクラッとする程の、甘い香りに包まれています。
そうそう、「リラ」 の樹も・・。

白い花が咲いてくれるかどうかも・・今、最大の楽しみなのです。
来年は、もう1本紫色の花のリラも植えたいです。
“今夜は、しとしとと雨が降っている。
沼地では猫柳が芽を吹き、<真っ直ぐな国> の樺の若木は、
そのむき出しの枝に透き通った紫のヴェールをかぶっている。・・・”
【「エミリーはのぼる」 第11章】
『アンの世界』 の描写も雪が消えて、待ちに待った春になって来ましたね。
“誰もが詩人になれる・・” と言う、いよいよ春の到来です。


「胡瓜草(キュウリグサ)」 と判明しました。