【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

香り花に、クラッ!?

2009-04-14 19:32:35 | 香る庭の花綴り

   起床時は降っているかいないか
  分からないような霧雨でした。
  
   こちらは、とうとう雨に・・。桜雨。
  最近の天気予報って、
  本当に良く当たりますね。
  
   桜はこれで完全に終わりでしょう。
  今日は、ちょっぴり肌寒さも・・。

   それはそうですね。
  昨日までは、季節は、まるで1ヶ月
  先の、初夏の陽気でしたもの。

   カレンダーに目を遣るまでもなく、
  まだ4月中旬。
  これが本来の気候でしょう。

   でも、冬からいきなり初夏になり、
  こんなにくるくる気候が変わっては、
  身体の方が、ついて行けなくなりそうです。

   さて、嬉しい事もありました。
  昨日になりますが、3年越しの想い花である、「羽衣ジャスミン」 が開花しました。

   ワイン色の、ピンクがかった蕾からは到底、想像出来ないような純白の花・・。
  おまけに、強くて甘~い香りが鼻孔をくすぐります。

   玄関先と庭の両方に植えたのですが、玄関先の方がいち早く・・。
  たった1輪の開花でこれほどの芳香・・。全部咲くと、一体どうなるのでしょう・・?

   「時々夕方になると、この庭に幻影のような不思議な匂いが、
  漂って来ますね。」 オーエンが言った。
   「どの花から匂って来るのか僕にはどうしても分からないんですよ。
  とらえどころがなく、そこはかとなく漂い、素晴らしくいい匂いです。」

                                           【「アンの夢の家」 第38章】

     今年は軒下の窓際に、グリーン・ゲイブルスのアンの家如く、
    至る所に植えた、「ローズゼラニウム」 と、それこそお化けのように育った、
    「ラベンダー」、「チェリーセージ」 等など・・。

       庭に出ると、思わずクラクラッとする程の、甘い香りに包まれています。
      そうそう、「リラ」 の樹も・・。 
  
       今は新芽をどんどん付けていますが、このリラの樹の、
      白い花が咲いてくれるかどうかも・・今、最大の楽しみなのです。
      来年は、もう1本紫色の花のリラも植えたいです。
 
 “今夜は、しとしとと雨が降っている。
沼地では猫柳が芽を吹き、<真っ直ぐな国> の樺の若木は、
そのむき出しの枝に透き通った紫のヴェールをかぶっている。・・・”

                                        【「エミリーはのぼる」 第11章】

 『アンの世界』 の描写も雪が消えて、待ちに待った春になって来ましたね。
“誰もが詩人になれる・・” と言う、いよいよ春の到来です。






   追記 : 冒頭の写真の花は、
  「胡瓜草(キュウリグサ)」 と判明しました。