【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春色蒼景色

2009-04-05 20:29:08 | 香る庭の花綴り


   昨日の雨は、朝には上がっていました。
  「雨上がりの朝は、空気がピカピカ光っているわ。」

   そんな アン の言葉を待つまでもなく、空気は綺麗なのですが、
  今朝も真珠色の空です。晴れていますのに、青空は見えません。
  しかしながら・・花冷えからは、やっと解放されました。



  それでも、いつもの
 ように庭先に目を
 やりますと・・。

  もう咲いて、随分に
 なります、青紫の
 風信子(ヒヤシンス)。
 
   未だに咲いているのが見えます。
  蔓日々草は今、まさに開かんばかり。
  
   薄紫色のラベンダーは、後もう少し・・。
  時間の問題ですね。
  
   チューリップも、遅れを取るまいと・・
  必死? です。こうなりますと・・。
  見ているこちらまで力が入ります。

   青い空は見えませんが、“ちょっと頭を
  ヒヤシンス” ~なんて、青い花たちが空の
  代わりに癒やしてくれるのですね。

   ところで今日は、つい先ほどまで来客。
  本当は、ブログどころではないのですが、今こうしてしたためています。

   これって、一体・・? 熱心なのでは、決してありません。
  1度やめてしまいますと、私の性格ですから、このままずるずる・・となりそうで、
  それが怖いというのが、本音なのかも知れません。





   今日は、ヘッセの詩集から・・。今の季節にぴったりの詩です。

                   
    
      若い雲が静かに青空を走って行く
      子供たちは歌い、花は草の中で笑う。
      どちらを見ても、私の疲れた目は、
      本で読んだことを忘れたいと願う。

      ほんとに、本で読んだむずかしいことは
      みんな溶け去って、冬の悪夢に過ぎなかった。
      私の目はさわやかに癒やされて、
      新しいわきでる造花を見つめる。

      だが、凡そ美しいもののはかなさについて
      私自身の心の中に書き記されているものは
      春から春へながらえて
      どんな風にも吹き消されはしない。
    
                           ~ヘッセ詩集より(高橋 健二訳)