とうもろこし色のカーテン越しに注ぎ込む光で 部屋中が金色になっており、 白塗りの壁には外の柳が落とす影の模様が 世にも珍しい壁掛けを織り成しています ―― 絶えず変化し震えている生きた壁掛け です。 何となく、たいそう楽しい部屋のように思われ、 あたしはまるで世界中で一番お金持ちの 娘であるような気がしました。 【「アンの幸福」 最初の1年】 |
こちらは今日も快晴。
相変わらずの残暑が
続いています。
それでも青い空にポカン、
ポカンと浮いている雲は
様々な形に姿を変え、
見る者をほっとさせます。
こんな風に、見るともなく
見ていましたら・・。
白い雲が目の前の僅か
300m位しかない山の前面に
下りて来たではありませんか・・。
それはすぐそこに触れられ
そうな位置にも感じられて。
“アラッ、珍しい・・”
カメラを取り出す間もなく、
次の瞬間にはそこにはありません
でしたが、何だか狐につままれたよう。
こんな事って、あるのですね。
そして今日の引用文。
ここに来て、ゴーヤの葉っぱで同様の現象が起こっています。
それこそ真夏にはなかった現象。
折しも今日は風がありますから、
“絶えず変化し、震えている生きた壁掛け” そのものです。
さすが 、アン、上手い事言いますね。
居ながらにして、こんな幻想的な光景に出会うなんて感激です。
一方、リラ版 「白い妖精」 こと、ステビア。(冒頭の写真)
開花した事は先日、お伝えしましたが、大分咲き揃って来ました。
花も葉っぱも何もかも小さく繊細。
おまけに今日は風がありますから、
その風に乗って、あっちにゆらゆら、こっちにゆらゆら・・。
それは、あたかも妖精の踊りを舞っているかのよう。
そのお陰で写真の撮りにくかったこと!
お隣では、今日もせっせと虹色の機織りです。
庭には、至る所に妖精が一杯!
それにしても機織り、良く飽きませんね。
写真を撮る私もですが・・。
薔薇も蕾を付け、藜(アカザ)も・・
~なんて見ていましたら、その藜の蕾と同じ姿をした毛虫が・・。
嫌が応にも現実に引き戻されてしまいました。
兎にも角にも・・触らないで良かったと胸を撫で下ろしています。