【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

揺れる秋

2011-09-19 16:11:16 | 路傍の花~道草












「芝生にあるあの大きな木も大好きなの。
誰があれを植えたのか知らないけれど、
でも、二階へ行く度に
必ず踊り場で足を留めて・・・
ほら、踊り場に 風雅な窓 が付いていて
幅の広い深々とした 腰掛け があるでしょう・・・
あそこに座って暫くなりと外を眺めながら、
『誰であれ、あの木を植えて下すった人に
神のお恵みがありますように』 と言うのよ。
実際、家の周りに木が多過ぎるのだけれど、
あたしたち1本でも手離すつもりはないわ」
                  【「炉辺荘のアン」 第2章】


   






   台風の進路が再び気になりますが、こちらは今の処、快晴。
  午前中は、その太陽、出たり入ったりしていたのですが・・。

   じっとしている分にはしのげますが、ちょっと動けば汗。
  気温のわりに暑さを感じるのは、高い湿度のせい。
  それでも午後になって随分、ましに。

   ところで今日の引用文。
  私も階段を下りる時、つい踊り場に足を留めます。

   と言うのも、吹き抜けの窓から丁度、お隣の大きく育った、
  木槿(ムクゲ)の花が風に揺れるのが見えますから。

   折しも昨日の映画が重なります。
  「木漏れ日の家で」 というタイトル通り、木々に囲まれていましたもの。
  朝食などもその木漏れ日の中で。勿論、犬と一緒。やはり優雅です。

   そう言えば彼女、91歳にしては何度も何度も
  階段を上がったり下りたりしていましたっけ。

   長いスカートを履いていますから、心の中で “転ばないで・・”
  ~なんて、つい祈っていたものです。










【「狗尾草(えのころぐさ)」】



   






   さて、今日の写真。昨日の帰り道に撮ったものです。
  まだまだ秋の黄金色ではないけれど、
  収穫を待つ田圃(たんぼ)。

   畦(あぜ)道には、何本かちらほら・・と咲き始めた彼岸花も。
  そして田圃を見下ろす土手には一面の狗尾草(エノコログサ)。

   どこでも見掛けるお馴染みの雑草ですが、
  微かな風に揺れるその姿は、子犬のしっぽが
  一斉に揺れているようで、壮観です。
  夕刻が近いのも忘れて、しばし佇んでいました。
  









【風船葛】



   






   “風に揺れる・・” と言えば、
  もう1度 「ステビア」 と 「風船葛」 を。

   葉っぱこそ違いますが、色と言い大きさと言い、
  この二つの花は良く似ています。

   この風船葛、植えるのが遅くて、
  肝心の風船が出来ない・・と心配していましたが、
  やっとその片鱗のようなものが見えて来て安心です。