【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

薔薇1輪の洗練

2011-09-29 18:28:18 | 薔薇の追憶











ありがたいことには、あたしたちの
空想 には節約の必要がありませんわ」

黄金のような1日の、
黄金のようなこの時刻を誰も皆楽しんだ。
港の向こうから教会の鐘が
微かに美しく聞こえて来た。
月は水に模様を描き、
砂丘は銀色に霞んで光っていた。
空中には 薄荷はっか の匂いが漂い、
どこか目につかない所の 薔薇
たまらなく甘く香っていた。
               【「炉辺荘のアン」 第16章】


   

   こちらは今日も快晴。
  お天気は下り坂という事ですが、今の所、その気配はありません。

   気温は日中に限って高め。
  尤も朝晩は、ぐっと冷え込みますが・・。










   さて、絵の薔薇、レースの薔薇・・・と
  薔薇には結構、こだわって来た私。

   でも、やはり本物の
  薔薇には適いませんね。

   そこには薄っぺらな
  言葉などいりません。

   特に秋の薔薇は汚点一つなく、
  文字通り匂い立つような美しさ。

   その薔薇が本当にゆっくり、
  ゆっくり・・と開花しました。

   夏の盛りは、アッという間に
  開花するのですが・・。

   それにしても日中の、
  しかも直射日光下では、
  夏と同じですのに、
  どこでどうスイッチが入るのか
  不思議です。

   ところで、今日の薔薇。
  本来は、バニラ色であった筈。

   それは、リラ版 「白い貴婦人」 と
  名付けた程、白が際立っていましたのに、年月と共にオレンジっぽくなって。
  今度は包み込むような優しい色合いになり、それはそれで喜んでいます。











   こちらも、黄金色の1日が終わろうとしています。
  明日は、どんな1日になるでしょうか・・。