【綿毛のメルヘン】
【「和蘭陀耳菜草(オランダミミナグサ)」】
「あそこに 桜 を植えたのもヘスターよ」 とダイアナは説明した。 「・・・あの桜の実が食べられる頃まで、 あたしは生きていないだろうけれど、 自分の植えたものが、自分の死んだ後にも、 生きていて、世界を美しくする手伝い を しているのだろうと、思っていたいのですって」 【「アンの青春」 第13章】 |
予報通り今日は雨になっています。それにしても起床時の暖かったこと!
その割には日射しがありませんので、日中の気温は昨日ほど上がりません。
従って最高気温と最低気温の差があまりありません。
これって石垣島の気温のよう・・と、ふと思ったものです。
そう、明日にも発射すると言われている、北朝鮮のミサイル。
それを迎撃するためのPAC3の配備の町。
【「姫踊り子草(ヒメオドリコソウ)」】
さて、こんな雨の日は蝋燭を灯して・・
というのが私の常のパターン。
少々マンネリ気味ですが・・。
でも今日は、幸いにも
昨日の写真が残っています。
昨日は上ばかり仰いだものですが、
その桜の樹の下には今を盛りと
野の花が咲き誇っています。
もうすっかりお馴染みの花ですが、
華やかな桜の樹の下で精一杯咲く、
これらの花が何ともいじらしくて。
そんな花たちに敬意を表してパチリ。
花たちも心なしか嬉しそうです。
そして蒲公英(たんぽぽ)の綿毛。
何とも言えない郷愁を感じます。
子供の頃、学校帰りなどに、
息を吹きかけて遊びましたっけ。
ところで、今わが町は、
すぐ近くで道路拡張工事が行なわれています。
そんな折、川の土手にずらり並んでいた桜の樹が切られました。
まだ何本か残っていますが、どちらにしても時間の問題でしょう。
それこそ何十年もかかって大きくなった木が一瞬に切り倒されて行く・・。
今日の引用文ではありませんが、この場所に最初に桜を植えた人は、
世界を美しくする手伝いをしたかったから・・と思うのです。
開発を一概に否定している訳ではありませんが、
自然が破壊された後では遅過ぎる事もいくつかあるのではないでしょうか。
今、まさに唯一残された山里の風景が失われつつある・・その現場にいます。