



2人は美に取り巻かれていた。 思いがけない色彩が森の暗がりに光り、 心を誘う間道に輝いていた。 春の日光は青い若葉越しに洩れ射していた。 至る所から小鳥の賑やかな囀りが聞こえた。 黄金を溶かしたプールで水浴をしているかの ような気持ちにさせる小さな窪地があった。 (中略) 桜並木 は前より古びていたが、 雪を頂いたように花を付けていた。 【「炉辺荘のアン」 第2章】 |



午前中は概ね晴れの天気になりました。
午後からはゆっくり下り坂に。所謂(いわゆる)、花曇りですね。
さて、「春に3日の晴れなし」の諺(ことわざ)通り、
つい先程から雨が・・。(18時頃から)
お天気の崩れもあるという事ですし、
我家の二階から見える、ほんのりピンクに染まる里山の桜が、
どうにも気になりますので出掛けて来ました。
早くもひらひら花吹雪。思い切って出掛けて良かったな、と。
この雨で大分、散るでしょうね。
今年は生憎、青空を背景にした桜とは無縁でしたが、
美しい桜を見る事が出来ましたので良しとしましょう。



お弁当も持たずに急遽(きゅうきょ)出掛けたものですが、
出掛けて来て良かったと実感。
森の中は(という事に)・・、上記の引用文の如く。
尤も桜の種類は、『アンの世界』 のものとは違うようですね。
桜の芳香もたっぷりで、香りのほろ酔い気分。
今日のような天気の日は香りも、より強いのかも知れませんね。
そして私だけの秘密の場所? も健在。

今度は、必ずお弁当を持って出掛けるとしましょうか・・。
