【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

小さな硝子の大宇宙

2012-04-23 18:27:27 | 煌きの硝子(ランプ含む)








 
【裏庭の 「菫」】


   

   起床時こそ重い空でしたが、お天気は急速に回復しました。
  日射しと共に気温はぐんぐんと上昇。

   装いは又々、昨日とは変わったものになっています。
  まるで日替わりメニュー。

   ところで 「匂い菫(ニオイスミレ)」 は
  終わってしまいましたが、裏庭にフツーの菫を発見。

   ここは、植えた覚えのない花々が咲く宝庫なのです。
  その菫は年々数を増やし、しかも2種類に。

   そのうち、ここが一面菫で埋まったら・・
  そんな事を考えるだけで楽しくなりますね。









   さて、ずら~り並んだ硝子。
  陶器(土物)の壺もいいけれど、
  私が硝子に魅了されて、
  もう随分になります。

   こんな風に硝子に
  魅了されるのは、
  どうしてでしょう。

   1つには硝子の持つ硬質な
  手触りとは裏腹に、
  一瞬先には粉々に砕けてしまう
  のではないかという、その
  儚さにもあるのかも知れません。

   ある意味、桜との共通点も。
  この儚さに日本人は弱いです
  ものね。そう言えば・・。

   かつて、テーブルの上に
  敷いていた分厚い硝子板が
  ある朝突然、放射状に
  幾何学模様風に? 
  割れていた事が・・。

   物を落とした訳でも
  ありませんし、ぶつけた訳でも
  ありません。何もしませんのに。硝子疲労?

   桜の季節が終わり、新緑が俄かに美しく感じられるこの季節。
  周りの景色を映し込み、光を受けてキラキラ輝く硝子に、
  新緑のような眩しさを感じます。

   繊細な硝子はレースにも大層、合いますね。
  写真の硝子は、蝋燭を立てている器(青色)以外は全て白の透明です。
  オレンジに、ピンクに、グリーンに・・染まっています。







   


   もう随分前の雑誌ですが、こんな写真が出て来ました。
  ピアニストの中村紘子ですが、何とグランドピアノの上が硝子置き場。
  勿論、彼女の両手によって 「弾きつぶされたピアノ」 なのだそうです。