【裏庭の 「菫」】
起床時こそ重い空でしたが、お天気は急速に回復しました。
日射しと共に気温はぐんぐんと上昇。
装いは又々、昨日とは変わったものになっています。
まるで日替わりメニュー。
ところで 「匂い菫(ニオイスミレ)」 は
終わってしまいましたが、裏庭にフツーの菫を発見。
ここは、植えた覚えのない花々が咲く宝庫なのです。
その菫は年々数を増やし、しかも2種類に。
そのうち、ここが一面菫で埋まったら・・
そんな事を考えるだけで楽しくなりますね。
さて、ずら~り並んだ硝子。
陶器(土物)の壺もいいけれど、
私が硝子に魅了されて、
もう随分になります。
こんな風に硝子に
魅了されるのは、
どうしてでしょう。
1つには硝子の持つ硬質な
手触りとは裏腹に、
一瞬先には粉々に砕けてしまう
のではないかという、その
儚さにもあるのかも知れません。
ある意味、桜との共通点も。
この儚さに日本人は弱いです
ものね。そう言えば・・。
かつて、テーブルの上に
敷いていた分厚い硝子板が
ある朝突然、放射状に
幾何学模様風に?
割れていた事が・・。
物を落とした訳でも
ありませんし、ぶつけた訳でも
ありません。何もしませんのに。硝子疲労?
桜の季節が終わり、新緑が俄かに美しく感じられるこの季節。
周りの景色を映し込み、光を受けてキラキラ輝く硝子に、
新緑のような眩しさを感じます。
繊細な硝子はレースにも大層、合いますね。
写真の硝子は、蝋燭を立てている器(青色)以外は全て白の透明です。
オレンジに、ピンクに、グリーンに・・染まっています。
もう随分前の雑誌ですが、こんな写真が出て来ました。
ピアニストの中村紘子ですが、何とグランドピアノの上が硝子置き場。
勿論、彼女の両手によって 「弾きつぶされたピアノ」 なのだそうです。