【仁和寺】
空気は黄金の酒のように透明で、 木の葉は若緑で、地面は震える日光で出来た 寄せ木細工のようだった。 そこを過ぎると更に野生の桜があり、 しなやかな樅の小さな谷があり、・・・ 【「アンの青春」 第13章】 |
【嵐電の車内から】
昨日もそうですが、
今日も大層、暖かくなりました。
それもその筈、今日は夏日だったとか。
尤も、このお天気も今日までとの事。
今の所、その気配はありませんけれど。
さて早速ですが、
昨日は友人と京都に出掛けて来ました。
それと言いますのも先週の金曜日が、
都合悪くて昨日になった訳ですが、
ご覧のようにお天気に恵まれました。
尤も桜は、ピークを過ぎていましたが、
それでも枝垂れ桜には間に合って
十分、楽しんで来ました。
行先は世界遺産にもなっている、
「仁和寺」 と石庭で名高い 「竜安寺」。
もう1つ 「妙心寺」 にも・・
と思っていましたが、
朝が遅かったものですから
時間がなくなってしまって。
この2つのお寺は勿論、初めてではありませんが、
今回のようにじっくり見たのは初めてです。
その時々の心の状態にもよるものですね。
以前は寺院など、ほとんど興味ありませんでしたから、
写真だけ撮って、それこそササ~ッと通り過ぎたものです。
【「三葉躑躅(ミツバツツジ)」】
それにしても桜の終焉にして、
やっと紺碧の青空に恵まれました。
でも淡いピンクの桜は、
やはり青空に1番、映えますね。
そして赤紫色の
「三葉躑躅(ミツバツツジ)」
にも心、奪われ。
桜も素敵ですが、
このような美しい三葉躑躅などを
見ていますと、いよいよ花咲き誇る
春がやって来た事を実感させられます。
ただ花の溢れる春ですから、
人々の関心が花に向かうのは
致仕方ありませんが、京都の庭は、
元来、花木を多く植えないという
特徴があるそうですね。
何でも庭園が取り巻く全体が
“華” という捉え方なのだとか。
そう思えば、違った季節には又、別の趣きが感じられるのでしょう。
冬の京の庭がいい・・というのも、こういう事なのかも知れません。
~長くなりましたので明日に続きます。