【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春薫る古都

2012-04-19 17:50:17 | 旅気分・夢気分

【仁和寺】





空気は黄金の酒のように透明で、
木の葉は若緑で、地面は震える日光で出来た
寄せ木細工のようだった。
そこを過ぎると更に野生の桜があり、
しなやかな樅の小さな谷があり、・・・                
                  【「アンの青春」 第13章】


                                    【嵐電の車内から】
   昨日もそうですが、
  今日も大層、暖かくなりました。
  それもその筈、今日は夏日だったとか。

   尤も、このお天気も今日までとの事。
  今の所、その気配はありませんけれど。

   さて早速ですが、
  昨日は友人と京都に出掛けて来ました。

   それと言いますのも先週の金曜日が、
  都合悪くて昨日になった訳ですが、
  ご覧のようにお天気に恵まれました。

   尤も桜は、ピークを過ぎていましたが、
  それでも枝垂れ桜には間に合って
  十分、楽しんで来ました。

   行先は世界遺産にもなっている、
  「仁和寺」 と石庭で名高い 「竜安寺」。

   もう1つ 「妙心寺」 にも・・
  と思っていましたが、
  朝が遅かったものですから
  時間がなくなってしまって。 

   この2つのお寺は勿論、初めてではありませんが、
  今回のようにじっくり見たのは初めてです。

   その時々の心の状態にもよるものですね。
  以前は寺院など、ほとんど興味ありませんでしたから、
  写真だけ撮って、それこそササ~ッと通り過ぎたものです。
  








【「三葉躑躅(ミツバツツジ)」】

   それにしても桜の終焉にして、
  やっと紺碧の青空に恵まれました。
  
   でも淡いピンクの桜は、
  やはり青空に1番、映えますね。

   そして赤紫色の
  「三葉躑躅(ミツバツツジ)」
  にも心、奪われ。

   桜も素敵ですが、
  このような美しい三葉躑躅などを
  見ていますと、いよいよ花咲き誇る
  春がやって来た事を実感させられます。

   ただ花の溢れる春ですから、
  人々の関心が花に向かうのは
  致仕方ありませんが、京都の庭は、
  元来、花木を多く植えないという
  特徴があるそうですね。

   何でも庭園が取り巻く全体が
  “華” という捉え方なのだとか。

   そう思えば、違った季節には又、別の趣きが感じられるのでしょう。
  冬の京の庭がいい・・というのも、こういう事なのかも知れません。



   ~長くなりましたので明日に続きます。