【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

白い花のメッセージ

2013-07-07 17:15:17 | 香る庭の花綴り

【再び開いた 「マトリカリヤ(夏白菊)」】






【淡化粧の花 「半夏生(ハンゲショウ)」】



リラ には淋しいという事がなかった。
(中略)
目に入る全てについて、
空想を描いていたであろう。
楽しい 小さな蝶々たち のように見える
芝生の隅・・・・・
庭に咲いている芥子けしの花・・・・・
空にたった一つの大きなふわふわ雲・・・・・
金蓮花きんれんかの上をぶんぶん飛び回っている
大きな熊蜂・・・・・
垂れ下ってリラの赤褐色の巻毛を
黄色い指で触る忍冬すいかずら・・・・・
吹いている風・・・・・
どこへ吹いて行くのだろう?                
                 【「炉辺荘のアン」 第36章】






【今朝の空】



   こんな空で明けた今朝。久し振りの空の写真です。
  それは十分、暑くなりそうな予感のする空ですね。

   関東地方では一足先に梅雨明けしましたが、
  こちらも昨日は本当に蒸し暑い1日でした。

   ただ、ブログ記事を投稿して暫くして夕立があり、
  お陰様で、夜は暑さも一段落。恵みの雨となりました。

   ところで今日は 「七夕」 ですね。
  毎年この時期は、雨の記憶しかありませんが、
  今年は晴れて良かったですね。
  






   さて、いつの間にか
  1年も半分を過ぎました。

   夏至から11日目に当たる日から
  5日間を 「半夏生」 と言うそう
  ですが、ズバリ同じ名前の花、
  半夏生が今、満開です。

   そう言えば、6月はドクダミ、
  7月はこの半夏生と我庭は、
  さながら白の絨毯状態。

   青い花もいいけれど、
  この白い花にも心を
  慰められます。

   『アンの世界』 では
  芝生の隅が白い蝶々ですが、
  私には断然、この半夏生。

   夜目にも白く浮かび上がる
  光景は、なかなかのものです。

   そしてカモミールの仲間、
  マトリカリヤが再び開花。(冒頭の写真)

   この花は結構、香りもあって、大好きな花の一つです。
  ドライフラワーにして家のあちこちに吊り下げているのですが、
  プ~ンと香るそれに、ここでも癒されます。

   そうそう、半夏生と言えば、1年の折り返し地点ですね。
  それは同時に1年の 「峠」

   「峠」と言えば、日本独自の漢字である、この文字を見れば
  明らかですね。所謂(いわゆる)、山の上りと下りの境目の事。

   日本では峠には道祖神を祭り、旅の無事を祈ったと言います。
  1年の峠の今、これから後半の1年の無事を祈る・・
  そんな季節かも知れません。