【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“古き町” の新鮮な魅力

2013-07-16 19:00:01 | レトロ(素敵)な空間~散策


【古い町並みが残る芥川宿】




【江戸時代から続く老舗旅館 「亀屋」】



アヴォンリーにはグレン・セント・メアリー
にはない何かがあった。
至る所でアン自身の亡霊と出会った ・・・・・
元の楽しい生活のこだまが
少しも薄れずに周りを取り囲んでいた。
目に触れるところどころにでも
何かしら美しい思い出があった。
行き慣れたそちこちの庭には
過ぎし年月の薔薇 が全て咲いていた。
(中略)
・・・ 忘れられない過去の月日の香り
そのまま立ち込めているように思われた。    
                 【「炉辺荘のアン」 第1章】




   今日は真珠色の空となりました。
  今にも降りそうで結局、降らなかった空。

   今日も湿度はありましたが、室内の気温は30度以下ですので、
  ましな方でしょう。じっとしている分には扇風機だけで十分です。









   さて、久し振りの道草です。
  ちょっとしたリラ版、
  「街道を行く」 ~ なんて。

   こんな気分になったのは、
  やはり一時のうだるような暑さ
  ではないからなのでしょう。

   あの炎天下では外出も億劫、
  よしんば外出しても、
  家路に一直線でしたもの。

   ところで今日の場所は、
  西国街道芥川宿の周辺です。

   ここには思わず郷愁を
  誘われる古い町並みが、
  そこかしこに残っています。
  至る所に道標(みちしるべ)も。

   格子(こうし)窓に白壁、
  うだつ(防火壁)の上がった家・・

   さり気なく生活もされていて。
  何だか素敵!

   ふと目に留まった、ベンガラ格子の町屋(冒頭から2枚目の写真)は、
  何と喫茶店。「リザルブ珈琲店」 と洒落た名前のお店です。

   それにしても、こんなお店があったなんて。
  ガラガラと引戸を開けて入るのですね。

   一人では、ちょっと中に入る勇気がありません。
  今度、友達を誘って行ってみましょう。

   3枚目の写真は何と江戸時代(天保4年)から続くという、
  由緒ある旅館。所謂(いわゆる)、旅籠(はたご)ですね。

   ここから少し行った所には、昭和の香りのするお店も残っていて。
  今では滅多に目にする事のない、「金物屋さん」 と 「酒屋さん」。

   酒屋さんに至ってはご主人が紺色の分厚い前掛けを
  掛けていらっしゃいましたっけ。趣きがありますね。






【昭和の香りが残るお店】