
【まるで浴衣の柄】

【「西洋朝顔」~ヘブンリーブルー】


【薩摩の紫(ゆかり)】

鏡の前で一生懸命、アンの話し振りや、 表情、仕草などをその通り、 真似するのだった。 (中略) あの上品な顎の起こし加減、 星のように、さっと輝く目の表情、 風にしなう枝のような歩き方のコツを 身に付けられるであろう。 (中略) 「でも、あたしは綺麗でなくてもいいから、 お嬢さんのような姿になりたいですわ」 (中略) アンは笑い、自分に捧げられた賛辞の いい所だけを受け取り、 有り難くない所は捨て去った。 【「アンの青春」 第27章】 |


迎えた今日。
今朝も早朝、鶯(うぐいす)の
声を聞き、(尤も鶯はBGMでしたが)
その後の蝉(せみ)の鳴き声で
完全に覚醒したという訳です。
さて、こんな風に思いがけない
夏の爽やかさを感じた朝。
何だか随分、得した気分。
それでなくても朝からジリジリ
するような暑い日でさえ、
涼やかなのですから、
それは一層、際立って。
そうそう、このほっそりした、
華奢な 「ヘブンリーブルー」 は、
いつもの事ながら アン を思います。
大好きな 「白い貴婦人」(白薔薇)
に負けずとも劣らない気品を
漂わせてもいるようです。
こうなれば・・今日の題名の通り、
「涼色の女王」 と言っても良いのかも知れません。
