【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

青の慕情

2013-07-13 19:31:51 | 香る庭の花綴り









「どうして は楽しくない の、母さん?」
と、ある夜、ウォルターが聞いた。
「それはね、風はこの世界が始まって以来の
あらゆる悲しみを思い出しているからなのよ」
と、アンは答えた。
「風はね、こんなに 湿気 が多いんで
うなっているのです」
と、メアリー・マライアおばさんは
鼻であしらった。
「だから私ゃ背中が痛んでやりきれませんよ」              
                  【「炉辺荘のアン」 第12章】




   天気予報によれば今日はお天気、下り坂との事。
  とは言え、昨日までのカンカン照りではありません。

   しかしながら太陽も顔を出し、相変わらずの暑さ。
  少なくとも15時半頃までは。

   雨は降りそうもない空? に思えましたが、
  15時頃から雨との予報を信じ、外出先から早めに帰って来ました。

   それにしても天気予報の当たること!
  遠くの方で、ゴロ~ンと雷が一鳴り。

   さわさわと風が吹き出したと思いましたら、
  俄(にわ)かに暗くなって来たではありませんか。時間の頃は15時・・。

   叩きつけるような雨が降り出したのは30分以上経ってから。
  有り難い事に気温も下がり、付けていたエアコンも消しました。

   雷は例年に比べて今年はそれ程でもないと思うのですが、
  鳴っている間は、PCは使えません。今、やっと開いたという訳です。

   さて、今日の写真。大好きな青い花。
  西洋朝顔(ヘブンリーブルー)は、
  上へ上へと伸び、今ではほとんどが屋根の上に。

   こちらの日本朝顔は、鉢物仕立てですので、
  それ程の高さではありません。

   今朝なども朝の早い時間から30度を越える暑さとなりましたが、
  そんな時、涼しげに咲くこの青い花にどれだけ“涼”を貰うでしょう。
  日本の夏に絶対欠かす事の出来ない花だと・・勝手に思っています。

   その朝顔の向こうには、どうしても昔風の縁側と
  ジージーと啼く蝉の住む大きな木を連想します。
  朝顔にはそんな 「想像の余地」 があります。

   ところで今日の 『アンの世界』 の風。
  こちらの夕立の前の風とは明らかに違いますが、
  アン気分に浸るために。こじつけもいい所ですが。