



「どうして 風 は楽しくない の、母さん?」 と、ある夜、ウォルターが聞いた。 「それはね、風はこの世界が始まって以来の あらゆる悲しみを思い出しているからなのよ」 と、アンは答えた。 「風はね、こんなに 湿気 が多いんで 唸っているのです」 と、メアリー・マライアおばさんは 鼻であしらった。 「だから私ゃ背中が痛んでやりきれませんよ」 【「炉辺荘のアン」 第12章】 |

天気予報によれば今日はお天気、下り坂との事。
とは言え、昨日までのカンカン照りではありません。
しかしながら太陽も顔を出し、相変わらずの暑さ。
少なくとも15時半頃までは。
雨は降りそうもない空? に思えましたが、
15時頃から雨との予報を信じ、外出先から早めに帰って来ました。
それにしても天気予報の当たること!
遠くの方で、ゴロ~ンと雷が一鳴り。
さわさわと風が吹き出したと思いましたら、
俄(にわ)かに暗くなって来たではありませんか。時間の頃は15時・・。
叩きつけるような雨が降り出したのは30分以上経ってから。
有り難い事に気温も下がり、付けていたエアコンも消しました。
雷は例年に比べて今年はそれ程でもないと思うのですが、
鳴っている間は、PCは使えません。今、やっと開いたという訳です。
さて、今日の写真。大好きな青い花。
西洋朝顔(ヘブンリーブルー)は、
上へ上へと伸び、今ではほとんどが屋根の上に。
こちらの日本朝顔は、鉢物仕立てですので、
それ程の高さではありません。
今朝なども朝の早い時間から30度を越える暑さとなりましたが、
そんな時、涼しげに咲くこの青い花にどれだけ“涼”を貰うでしょう。
日本の夏に絶対欠かす事の出来ない花だと・・勝手に思っています。
その朝顔の向こうには、どうしても昔風の縁側と
ジージーと啼く蝉の住む大きな木を連想します。
朝顔にはそんな 「想像の余地」 があります。
ところで今日の 『アンの世界』 の風。
こちらの夕立の前の風とは明らかに違いますが、
アン気分に浸るために。こじつけもいい所ですが。