【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

一期一会の夏の庭

2013-08-07 16:48:16 | 四季のスケッチ








真昼は眠たげな魔女
ひなげしが一輪 お化けの谷に咲く
彼女は 南風とたわむれて
寄り道なさいと 無言で我らを愛撫し誘う
歌うように優しく 鈴の音のように甘く
けだるそうに 金色の呪文を唱え
物憂ものうげに手招きする・・・こちらへいらっしゃいと
昼下がりの熟したひと時に 
我らは彼女のとりことなる
              【「アンの想い出の日々(上)」 第5夜】




   「立秋」 とは名ばかり。
  こちらは今日も、うだるような暑さとなりました。

   しかもこれから週末にかけて、人間の体温以上、
  それも熱がある状態の気温になると言うのですから驚きます。

   ここ数年、日本の夏は熱帯地方並み、
  いいえ、それ以上になって来たようですね。
  一体、この地球はどうなってしまったのでしょう。



   さて、我庭では、
  今日もツクツクボウシが
  鳴いています。

   それにしても思わず
  笑みがこぼれるような
  ユーモラスな
  鳴き方をしますね。

   名前の通りの鳴き方を
  した後、最後に
  「ヨッシャァ~~、
  ヨッシャァ~~」 と精一杯の
  掛け声をかけてくれますもの。

   暑さになど、
  へばってはいられませんね。
  元気を貰います。

   こんな時こそ、しばし、
  『アンの世界』 の夏に、
  思いを馳(は)せると致しましょう。

   ところで 「心の翻訳家」
  とも言われる 「ツクツクボウシ」。

   その鳴き声は、聞く人によって
  いかようにも聞き取れます。

   そう言えば、この蝉には様々な漢字があるのですね。
  「つくつく法師」 「寒蝉」 など。

   他にもあるのですが、
  残念ながら文字化けしてしまって、ここには記せません。

   この漢字の多さは鳴き声同様、
  漢字にも人それぞれの思いがあった事を感じさせてくれる一駒です。
  同時に人々に愛されてもいたのでしょう。

   今日は、ツクツクボウシに話題をさらわれてしまった
  感がありますが、勿論、「クマゼミ」 も健在です。

   それでも一時に比べて数は少なくなったような気がします。
  そんな今日、カンナに止まっているのは、そのクマゼミ・・?

   空蝉(うつせみ)は庭のあちこちに見るのですが、
  そうでないのは初めて。思わず、パチリ! となったという訳です。