【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夢と現(うつつ)をたゆとう午後

2013-08-08 16:46:58 | 四季のスケッチ

【木洩れ日】


【シジミと半夏生】


【白から黄葉への移ろい~「半夏生」】




暖かい 、煙るような 夏の午後 であった。
世界は咲き競う花で輝いていた。
長閑のどかな谷間にはもやが一面に
立ち込めていた。
森の小径こみちは影が射し、
野は夏菊の花の紫で飾られていた。               
                【「アンの愛情」 第14章】



   今日は昨日以上の暑さとなりました。
  これまで午前中に室温が30度を越える事はなかったのですが、
  今日は違います。午前10時頃には大台を越えていたでしょうか。

   それにしても相も変わらずの 『アンの世界』
  黄色い夏の午後だって暑いのではなく、暖かい・・。
  いかに、カラッとした快適な夏だという事なのでしょう。   

   ところで、ここ2、3日、
  ツクツクボウシの鳴き声が席巻していた我(わが)庭。
  今日は、再び負けじとばかり、朝からクマゼミの大合唱です。

   しばし遅れて今度は、ツクツクボウシ。
  とは言え、数ではクマゼミに到底敵(かな)いません。

   それにしても 蝉時雨せみしぐれ とは良く言ったものですね。
  素敵な言葉。

   言うまでもなく、「時雨」 とは降ったりやんだりする小雨の事。
  従って 「蝉時雨」 とは、鳴きしきる蝉の声を時雨の音に例えたものです。

   他には、もうそろそろ始まる 「虫時雨」、
  川音かわとの時雨」 などがありますね。

   特に 「川音の時雨」 には、その語感も然る事ながら、
  想像するだけで “涼” を感じます。

   これこそ、「想像の余地」 の真骨頂でしょう。
  おまけに何と安上がりな “涼” なのでしょう。








【七変化 ~ 「ランタナ」】

 




   今、咲き誇っている花、ランタナ。
  何もしなくても・・厳しい暑さも、ものともせず。
  そして春からですから、もう長い事。そう言えば、これに似た花って・・?

   ふと、百日草が苦手な アン を思い出しました。
  葉っぱや花が堅い事など良く似ていますから。

   ひょっとしたら、この花も・・? 
  ~なんて。「想像の余地」 は、ここでも大活躍です。