

エミリーは貯蔵室で 塩を探している間に大発見をした。 棚の一番上にごみだらけになった本が 積み重ねてあった。 (中略) エミリーは本の山をひっくり返した。 それを片付けている間に 一冊の切り抜き帳を発見した。 ルーズリーフが一枚落ちた。 【「エミリーはのぼる」 第21章】 |

8月も残す所、後2日。
ここ何日か “秋” を感じていましたのに、
今日は又、あの暑い夏に逆戻りです。
これから一週間も曇りや傘マークながら、
気温は高いですものね。もう少し、辛抱が必要なようです。


ところで暑さは同じでも、あの盛夏の頃とはどこか違います。
太陽の位置が違えば、文字通り盛夏と晩夏の違い。
その上、夏も終わり・・という、ある種の寂寥感(せきりょうかん)。
昼の長さもひと頃に比べれば随分、短くなりました。
そして不思議な事に、暑くてもセピア色に抵抗感がなくなり。
そんなこんなで。私だけの特等席に直行です。
そうそう、今日の例文。
ご存知の通り? 私はもう長い事、ごそごそと家の中を整理をしています。
そんな風ですから、今日の エミリー のような出来事は日常茶飯事。
本来の探し物とは別な物を発見し、その目的も忘れ夢中に。
まるで宝探し気分です。
いかんせん、肝心の整理はそっちのけで時間を忘れる羽目に。
従って、一向に片付きませんけれど。
見つけたのは、このアガサ・クリスティーの本。
表紙の裏側のあらすじを読んでも、すっかり忘れています。
いいえ、(何ページか読み進めましたが)読んだ記憶はありません。
求めた事すら忘れていたという有様です。
先日の 『ビッグ4』 からこちらに急遽、乗り換えましょう。
痛快無比なスパイ・スリラーです。