【格子戸の涼】
「牛の腰の上部とあばらの間の とびきりの肉を使ったステーキ、 それに美味いビール ―― これに限りますな。 こけ威しの凝った フランス料理 のオードヴル、 オムレツ、ちっぽけなうずら肉と いったものは願い下げでさあ。 ビフテキならいつも大歓迎ですよ」 客の好みに応じてステーキを 注文したポアロは、 ごもっともというように微笑を向けた。 【A・クリスティー作 「ブルートレイン殺人事件」】 |
ここ二、三日は、朝晩だけは涼しくなっていましたが、
又々、元の暑さに逆戻り。
今朝などは朝の早い時間に30度越え。
冷房の効いた室内から戸外に出た時のムッとした熱気も健在です。
さて昨日は、珈琲好きの
友達を誘って(前回、ご一緒
した方とは違います) 再び
趣きのあるベンガラ格子の
喫茶店 「リザルブ珈琲店」 へ。
(前回は 【こちら】 )
その前にフレンチデザート
で腹ごしらえ。
どちらかと言えば、
ランチより喫茶店にお連れ
する事がメインでしたから。
先日はブレンドを注文
しましたが、(初めての
所では必ず注文)
昨日は、「グァテマラ」 を。
友達が一番大好きな豆で、
私も相伴したという訳です。
でも、やはり美味でした。
ところで先日は、撮り忘れた珈琲カップも昨日は忘れずに。
漆塗りのお皿にナルミのカップ。センスが感じられます。
今回も二杯目はサービス。
先日は和風でしたが、今回は逆ですね。
先日は、うっかりしていましたが、
お店には珈琲ミルも展示されています。
静かなお店で落ち着ける空間。又、出掛けたい場所です。
そうそう、今日の例文。イギリスとフランス。
勿論、料理の事ですが、イギリス人がさり気なく
フランス料理を揶揄(やゆ)している事に苦笑。
そう言えば、その逆もありましたね。
フランスのシラク元大統領。
「スコットランドの郷土料理に
「ハギス」 があるが、あんな不味い料理も珍しい。
あんな不味い料理を出す民族は信用出来ない。
イギリスはフィンランドに次いでヨーロッパで二番目に不味い」
それにしても散々な言われ方。
「たかが料理、されど料理」 といった所でしょうか・・。
【フレンチデザート】