アン は・・・大きな松の木に望んでいる 部屋に特別引き付けられ、 これを自分のにしたいと願った。 水色の壁紙が張ってあり、 蝋燭受けの付いた、 小さな昔風の化粧台が置いてあった。 菱形ガラスのはまった窓には 青いモスリンの総飾りの下に、 勉強や夢想に打ってつけの座席があった。 【 「アンの愛情」 第10章】 |
昨夜から今朝にかけてモーレツに感じた “秋”。
8月になってから連日の猛暑でしたものね。
これから後も気温が下がる事なんて、
ないのでは・・? と思わしめた今年の夏。
こんな感覚、本当に久し振りです。
さて、おかしなもので、ちょっと涼しくなった途端に
家の中をごそごそと動き回っています。
いつもの珈琲カップを、
ただ違うものに代える事すら億劫でしたのに。
そして涼しさを求めていた部屋ですが、
現金なもので俄かに、セピア色が恋しくなりました。
ところで動けば、忘却の彼方にあった雑貨も出て来る始末。
出て来たのは、ちょっとアンティークなコルクボード。
これには、セピア色のカードを飾って。
たったこれだけで、『アンの世界』 の部屋に迷い込んだよう。
~なんて。ここでも 「想像の余地」 という魔法が大活躍です。