
【車の通行OK。採れたての苺の販売も】



「私の生命から何かを 引き裂かれるような気持ちだわ」 アン はしゃくり上げた。 「ああ、誰かいい人たちがこの私達の家に 来てくれればいいけれど ―― さもなければ 空いているままだったらいいけれど。 その方が夢の国の地理もわきまえず、 この家に魂と体を与えた歴史についても 何も知らない遊牧民などに 荒らされるよりもましだわ。 もしもそんな種族がここへ来たら、 たちまち荒れ切ってしまうわ ―― 【「アンの夢の家」 第40章】 |

今日は雨となりました。ただ冷たい雨ではありません。
二つ玉低気圧が日本列島を北上中で、
どうやら全国各地、荒れ模様のお天気のようですね。
こちらは意外にも暖かい雨です。風もありません。
お陰様で待ちに待った薔薇も、やっと綻びつつあるようです。




さて、昨日掲載しきれなかった写真が、
もう何枚かあります。そんなこんなで今日も昨日の続きを。
補足的なものと捉えて頂ければ幸いです。それにしても・・。
昨日の 『クリスティーの世界』 と、
今日の 『アンの世界』。
A・クリスティーとモンゴメリー、作者は違っても、
まるで同じ人物の文章のようですね。
チムニーズ館の住人が代わっても
建て替えられなかった事を喜ぶ昨日の会話(バンドル譲)と、
単なる引っ越しなのに、これほどまでの家への思い入れ(アン)。
二つの世界は、価値観を共有しているのが分かります。
私の大好きな所以(ゆえん)です。
そうそう、リラ版 【雪の女王】 と呼んでいた
白い花をたわわに付けた梨の原木はどうなるのでしょう。
そう言えば開花、もうそろそろですね。
これは、かろうじて間に合うでしょうか・・。
そして一面の 「蒲公英(たんぽぽ)」 の原っぱも。
公孫樹並木は・・? 今年はもう見る事が出来ないのですね。