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こうして自分の部屋に 一人でいるのが私は好きだ。 ねずみたちも楽しく過ごして いると思うと嬉しくなる。 又、私の小さな所有物からも 非常な喜びを感じる。 これらの物は他の誰にも 何の意味もなさないのに 私には特別の意味を持っている。 (中略) ここへ来るや否や 私は自分の王国へ入った事になる。 ここで 本を読み ―― ここで 夢想に耽り ―― 窓辺に座って 空想を詩 に 形作って行くのが好きだ。 【「エミリーはのぼる」 第16章】 |
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真冬並みの気温ながら、こんな薄紫色の優しい空で明けました。
どう見てもこの空は、鋭角的な冬の空ではありません。
ここでも、ひしひしと季節の移ろいを感じます。
そう言えば、3月の誕生色は山桜の薄桃色なのだそうですね。
(山下景子著 「美人の日本語」 より)
今日のこの空は、やがて来る桜の季節を思わないでもありません。
およそ20日間のワクワク、ドキドキ。待ち遠しいですね。
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空も午後には真珠色の空に。
そして、まだまだ
外は寒い・・。
~となりますと。
どうしても家の中で
過ごす事になりますね。
そんな時、私には
格好の場所があります。
そう、屋根裏的雰囲気を
持った、セピア色の部屋。
恒例の 「想像の余地」
と共に、どっぷり
アン気分に浸れる場所。
ここではアヴォンリーと
同じように、ゆったりした
時間が流れます。
アン のように詩を朗読
してみたり、はたまた清書してみたり。
それも絶対に、キーツかミルトン? という念の入れよう。
~なんて。
視界に入る物も手動の蓄音器、ラヂオ、黒電話等など、
すっかりアナログの世界です。なぜか心地良くて。
アラッ!? 階下が騒々しくなって来たようです。
どうやら リンド夫人 のお出ましのよう。
お茶の時間が始まりますね。マリラ を手助けしませんと。