【野生の菫】
【「蔓日々草(ツルニチニチソウ)」】
・・・昔風の花が乱雑な中にも 一種の美しさを漂わせて 一面に咲いている、 野趣に富んだ 場所だった。 私が薄荷の床を踏んで行くと、 その香りが何か不思議な、神聖な、 厳かな儀式の香のように漂って来た。 私は言うに言われぬ幸福と祝福を感じた。 【「アンをめぐる人々」 7.】 |
花日和(はなびより)が続きます。
今朝は昨日までとは違って朝の寒さはありません。
日中も昨日以上の暖かさとなりました。
ただ、午後になってから風が・・。
今はまだ暖かいのですが、
日付が変わる頃には寒くなるとの予報。
この風が、気温の変わり目となるのかも知れませんね。
【ムスカリ】
さて、我家の庭。
今日の 『アンの世界』 の
“野趣に富んだ” 庭って
いいですね。素敵な言葉。
そして私にとっても
便利な言葉です。
(そんな庭を標榜しています)
そんな野趣に富んだ?
裏庭に今年も野生の菫が
ひっそりと咲きました。
そう言えば、香りの良い
匂い菫は、そろそろ終焉を
迎えようとしています。
丁度いい具合に、
交代してくれて。
ところでこの野生の菫は、
自然からの贈物。
花はそっくりですが、
葉っぱは一回り小さいです。
香りもありません。
それこそ大きな違いでしょうが、
小さくて可憐な菫で裏庭を一杯にしたいものです。
匂い菫もそうですが、ヒヤシンスもそろそろ終わり。
それに代わって蔓日々草やムスカリの花が。
色とりどりの花が咲き乱れる春ですが、
そんな中、とりわけ瑠璃色・・青い花に魅かれます。