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【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

日本語の美意識 ~ 手紙

2014-04-21 19:18:38 | 心の宝石箱










手紙は黄色く色せて、ぼやけ、
過ぎ去った年月のため不明瞭になっていた。
(中略)
パーサ・シャーリーには手紙を書く才能があり、
時を経て後までも美しさと香気を
留める言葉と思想が、
書き手の美しい個性を具体化していた。
手紙は愛情深く、親密で、神聖であった。       
                   【「アンの愛情」 第13章】






   今日は何となく、はっきりしない天気になりました。
  降るでもない、晴れるでもない、
  日が射して来ても、苦笑いでごまかしているよう。

   そのせいか、この所のヒンヤリ感は相変わらず。
  なかなか湯たんぽが手離せません。








                                【手描きの薔薇 & 手編みレースのランプの下で】
   さて、アメリカに住む
  叔母から5月の連休に
  一時帰国するとの
  連絡がありました。

   筆まめで達筆な
  叔母は、断然手紙派。

   これまでの手紙は
  全部取ってあります。

   さすがに今日の
  『アンの世界』 の描写
  までには至っていませんが、
  年月が偲ばれる色になって
  いるものも。

   メールにはまずこんな事は
  ありませんものね。

   例え手紙を整理する事に
  なったとしても、それなりの
  儀式があるような気がするのです。

   “ピツ” で一瞬で消え去る
  メールとは違います。

   言霊(ことだま)があると信じている私にとって、
  かつての日本人が一言、一言に込めた言葉を大切にしたいのです。
  “書く” という事は、少なくとも“心” が入っている気がします。