


「これは凄く美味しい いちご水 ね、アン。 私、いちご水ってこんなに美味しい ものだとは知らなかったわ」 「気に入って本当に良かったわ。 好きなだけあがってね」 (中略) アンが台所から戻って来ると、 ダイアナは2杯めのいちご水を 飲んでいる所だった。 そして更にアンに勧められると、 ダイアナは別に異議もなく3杯めにかかった。 コップは大振りのものだし、 いちご水はすこぶる美味だった。 【「赤毛のアン」 第16章】 |


久し振りの “朝から太陽”、快晴の一日となりました。
空気は、カラッとしていて爽やか。
そして今、藜(アカザ)がツンツンと芽を伸ばし始めました。
まだ、1cm足らず。しかしながら凄い生命力で、地面にビッシリ。
この藜が2m近くにもなり葉っぱを繁らせ、
夏には木洩れ日、秋にはかそけき姿を見せてくれるなんて、
一体、誰が想像するでしょう。
しかもそれは自然の贈物。
そうそう昨日の木香薔薇は、一日でこんなに開花しました。


「花子とアン」 に夢中。
テレビ小説を自分の
意志で毎日・・
というのは初めてです。
所謂(いわゆる)、
明治、大正、昭和に渡る
村岡花子の生涯を
描いたものですね。
村岡花子と言えば、
「赤毛のアン」。
「赤毛のアン」 の翻訳本
多しと言えども草分けでも
あり、第一人者でしょう。
私自身、彼女の翻訳本
しか読めません。
文体に慣れていると言って
しまえばそれまでですが、
ちょっと古風な文章と美しい言葉遣いは、彼女ならではでしょう。
そんなテレビ小説。
今は明治時代ですが、当時の名門女学校の雰囲気を
垣間見る事が出来るのもワクワクです。吉屋信子の世界も彷彿して。
今回は、花子が伯爵令嬢の蓮子に勧められて飲んだ葡萄のお薬(葡萄酒)。
『アンの世界』 の いちご水 が重なりますね。
そんなこんなで。
聖書と讃美歌、ついでに葡萄酒も用意して、アン気分。
こんな事で 「気分のエステ」 が出来るのですから、お安いものです。