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「あまり美し過ぎて苦痛を覚えるほどですわ」 アンは優しく言った。 「あのような完全なものには 元から苦痛を感じましたわ ――」 今でも覚えていますが、 子供の頃はその事を 『変な痛み』 などと呼んでいたのですよ。 このような苦痛が 完全という事と切り離せないらしいのは どういう訳でしょうかしら? 空極というものに対する苦痛でしょうか ―― その先は退歩あるのみという事を 悟った時に感じるような?」 【「アンの夢の家」 第26章】 |
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今年の5月は未だに朝晩の “ヒンヤリ” が続いています。
そして今朝は、それも昨日以上に。
しかしながら日中は、汗ばむ陽気となりました。
気が付けば5月も後、1週間。本当に月日の経過は早いですね。
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薔薇尽くしの写真。
それと言いますのも・・。
昨日は、友人と
薔薇園へ出掛けて来ました。
そう言えば、
昨日の朝の天気ニュース。
「今日の外出は、
日傘を忘れずに。
紫外線が強いので、
地下街を歩くのが
いいかと思います」
~なんて言っていましたっけ。
そんな昨日。
地下街どころか、
よりにもよって限りなく
紫外線溢れる場所に
繰り出しました。
行先はJR京都線、岸辺駅徒歩5分の所にあるオッペン化粧品内。
何でも創業60周年を記念してオッペン化粧品本社敷地内に
薔薇園が完成したのは昨年の事。
今回、見頃を迎える今月21日~26日までの6日間のみ、
特別無料開放されたという訳です。(お土産付き)
品種にして320種類、約5500本の薔薇は壮観です。
苗木も売っていて中には段ボール一箱、買って帰られる方も。
私も蔓薔薇を1鉢買いましたが、でもそれだけ買うのがやっとです。
(「コンパッション」 淡いピンク)
今日の アン のように美し過ぎて苦痛を覚える事こそありませんが、
それでも言わんとしている事は分かります。
数え切れないほどの色、変化する咲き顔、繊細で多彩な香り。
世に花は多いけれど、薔薇ほど沢山の種類と奥深さを持つ花は
ありませんものね。薔薇に余計な言葉は、いりません。
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