【和の風情】
【薔薇色の背景】
樹木は、多くの人間どもとは違って、 知れば知るほど良くなる。 最初にどんなに好きであっても、 だんだんとなお好きになる。 そして長い長い年月、 四季の変化を通して その美しさを知った時に、 最も深く愛するのである。 【「エミリーはのぼる」 第19章】 |
こちらは今日も快晴の空で明けました。
起床時は今では真っ暗に。
そのうちにサフラン色からオレンジ、
珊瑚色から薔薇色に変遷。
ただ今日も、午後になって太陽は、
その光を出し惜しみしています。
そんな中、水仙が開花。様々な種類のある水仙。
先陣を切って咲いたのは日本水仙ですね。
これから春にかけて、続々と開花して行きます。
さて、太陽が輝いてさえいれば、
ほとんど最後になってしまった我家の紅葉さえ、
キラキラと輝いています。
いかんせん、一たび空が真珠色になると、
その紅色も、どこか生彩を欠いているように思えてなりません。
色鮮やかなだけに、落差が激しく、
余計に哀愁を感じるのかも知れませんね。
冒頭の写真は、我家の紅葉。もう残り僅かです。
それでも精一杯、しがみついている葉。
こんな葉は余程、強靭な生命力なのでしょう。
そうそう、思わぬ発見。
既にほとんどの葉は、落葉してスカスカになった枝ですが、
だからこその和の風情。着物の柄のようです。
一方、薔薇色の背景を纏(まと)って、
相変わらず得意気に? 写真に治まっているのは藜(アカザ)。
その薔薇色の正体は勿論、お隣の紅葉。
【あれから】、かなり葉を落とした筈ですが、未だに健在。
おまけに藜が時期をずらして咲いてくれたお陰で、
こんな風に、今頃になって楽しめます。感謝。