【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋の残り火

2014-12-08 18:35:28 | 四季のスケッチ

【和の風情】




【薔薇色の背景】








樹木は、多くの人間どもとは違って、
知れば知るほど良くなる。
最初にどんなに好きであっても、
だんだんとなお好きになる。
そして長い長い年月、
四季の変化を通して
その美しさを知った時に、
最も深く愛するのである。  
             【「エミリーはのぼる」 第19章】

















   
   こちらは今日も快晴の空で明けました。
  起床時は今では真っ暗に。

   そのうちにサフラン色からオレンジ、
  珊瑚色から薔薇色に変遷。

   ただ今日も、午後になって太陽は、
  その光を出し惜しみしています。

   そんな中、水仙が開花。様々な種類のある水仙。
  先陣を切って咲いたのは日本水仙ですね。
  これから春にかけて、続々と開花して行きます。
   













   さて、太陽が輝いてさえいれば、
  ほとんど最後になってしまった我家の紅葉さえ、
  キラキラと輝いています。

   いかんせん、一たび空が真珠色になると、
  その紅色も、どこか生彩を欠いているように思えてなりません。

   色鮮やかなだけに、落差が激しく、
  余計に哀愁を感じるのかも知れませんね。

   冒頭の写真は、我家の紅葉。もう残り僅かです。
  それでも精一杯、しがみついている葉。
  こんな葉は余程、強靭な生命力なのでしょう。

   そうそう、思わぬ発見。
  既にほとんどの葉は、落葉してスカスカになった枝ですが、
  だからこその和の風情。着物の柄のようです。

   一方、薔薇色の背景を纏(まと)って、
  相変わらず得意気に? 写真に治まっているのは藜(アカザ)。
  その薔薇色の正体は勿論、お隣の紅葉。

   【あれから】、かなり葉を落とした筈ですが、未だに健在。
  おまけに藜が時期をずらして咲いてくれたお陰で、
  こんな風に、今頃になって楽しめます。感謝。