「白い恍惚とした顔で 月光の中に立っているところは、 君の皮膚は 水仙 の花びらのようだ。 君なら顔に 白薔薇 をあてがってもいい ―― (中略) 君はごく美しいという訳ではないよ、スター。 しかし君の顔は人に 美しいものを思わせる ―― その方が単に美しいというよりも 遥かに貴重な資質だ」 【「エミリーはのぼる」 第16章】 |
一転して雲、一つない快晴の空になりました。
今朝は随分冷えましたが、有り難い事に、
今日は太陽が姿を出しっ放し。
太陽の恩恵をたっぷり受けた、
日溜りの暖かさは格別です。
さて、一足早く冬の花、水仙が開花したわが庭。
今度は、遅ればせながら・・と山茶花(サザンカ)が。
山茶花と言えば、椿に良く似ていますね。
しかしながら、寒椿を除いて春に咲く椿と違って、
晩秋から冬の花。
この山茶花、既に満開の所も数多くありますが、
我家のそれは、どういう訳か開花が毎年遅いのです。
尤も、この山茶花はまだ蕾のもの。
蕾と言えば私の場合、薔薇ですが、薔薇を通して
蕾に関心を寄せるようになったのも否めません。
蕾には、まだまだ未来がたっぷりありますものね。
「想像の余地」 も又、同様に事欠きません。
【この生命力!】
ところで、
すぐ上の写真。
(冒頭から3枚目)
これまで何度も
登場しましたが、
お隣の紅葉を背景にした
藜(アカザ)です。
つい先日は真っ赤
だった背景が、
昨日の雨でこんな風に。
大分、隙間が
空いて来ました。
勿論、落葉となって
しまった訳ですが、
それでもまだ三分の一
程度は残っています。
一方、我家の紅葉。
真珠色の空の時は、
着物の柄にも例えた
ものですが、やはり青空は、
和柄には、そぐわないような・・。
尤も残っている葉っぱは、先日とほぼ同じ。
凄い生命力。あやかりたいものです。
そうそう、今日の例文。
アン は、菫に良く例えられたものですが、
今日の エミリー は水仙。
兎にも角にも、花に例えられるなんて、嬉しい事ですね。