【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

“ありがとう” の奇跡

2009-04-19 16:45:25 | 心の宝石箱


     こちらは、今日も雲一つない空となりました。
    連日の快晴です。

     空気は、(昨日もそうですが)夏日・・という
    割にはヒヤッとして、部屋の中にいる限りは、
    すこぶる快適です。

     何気なく庭に視線を遣りますと・・。
    薄紫色の蔓日々草の花が、
    微かに揺れているのが見えます。

     ここに来て、一気に花開いたようで、数えてみましたら10輪ほど。
    そのお隣は可憐な花、ノースボール、そしてそして・・。

   窓際に植えた香る花、「ローズゼラニウム」 が、本当に沢山の蕾を付けました。
  ただこの花、もの凄い繁殖力で、もう少ししますと窓を塞いでしまいそうな勢いです。
  どうしましょう・・? 嬉しい悲鳴を上げています。



   ところで今日、とても素敵な事がありました。
  「これ、リラならきっと気に入るだろうと思って・・。」

   近所の友人から差し出された1冊の本。
  タイトルは、ズバリ 『ありがとうの本』~竹本 聖(しょう)著。

   パラ、パラ・・とめくってみましたら、素敵な “ありがとう” が一杯詰まっています。
  この世に生まれて来た事への “ありがとう”、
  いつも一緒にいてくれる事への “ありがとう” 等など・・。

     本当に、“ありがとう” って、沢山ありますものね。
    今日のように・・お天気が良いのも有り難う。
    
     毎日、快適に暮らせるのも有り難う。
    皆、みんなありがとう! ~なんて。 

     そう思って周りを見渡してみますと・・。
    世の中には、まだまだ有り難うが、溢れているような気がします。

   そうそう、こんな素敵な本をプレゼントしてくれた友人にも、有り難うです。
  最後に。この本に記されている素敵なフレーズを書き留めて置きますね。



  <感動させてくれてありがとう>         
  「じーんの力」         

  心のある場所を教えてくれるように、  
 じーんと、あったかい振動が伝わってくる。  
 そして、水面に落ちた、ひとしずくのように、    
  体じゅうに優しさが広がってゆく。  
 私を静かな、綺麗な気持ちにさせてくれて         
  ありがとう

     

幸せ色の風

2009-04-18 17:12:07 | ハーブと香り雑学


   起床時は、今日も真珠色の空。
  でも今日は、早い時間に浅葱色の
  空になりました。快晴です。
  遠くで鶯の鳴き声も・・。

   以前にも、私は冬に比べて春は、
  朝の空の変化が少ないと記しました。

   その事もあって、今の季節は、
  空の写真をあまり撮る気がしません。
  これは毎年の事です。そう言えば・・。

   「春はあけぼの。
  やうやう白くなりゆく山際少しあかりて、
  紫だちたる雲の細くたなびきたる。夏は夜。
  月のころはさらなり。やみもなほ、・・・」


   “春は(何と言っても)曙(が一番いい)! だんだんと白くなって行く
  山際の空が少し明るくなって、紫色がかった雲が細くたなびいている(のも素晴らしい)。
  夏は夜(がいい)。! 月の見頃は言うまでもない。・・・”

   こちらは言うまでもなく、有名な 「枕草子」、第一段の言葉です。
  この時代の春は、今の季節では冬。
  となれば・・今の季節は、夜がいいのですね。納得です。

  さて、昨日がピンクの
 風なら、今日は、
 檸檬色の風に吹かれた
 一日となりました。

  元来、私にとって黄色は
 もう一つ・・の色なのですが
 この色の花には、何度、
 元気を貰った事でしょう。

  ここで思い切り深呼吸。
 折からス~ッと吹いて来た
 爽やかな風。

  火照った身体に、何と
 心地良いのでしょう。

  こういう幸せも、
 あるのですね。

  この菜の花、
 ドライフラワーにするために、
 ちょっぴり頂いて来ました。
 帰りも、自転車の前籠から良い香り・・。
 ルンルン気分で帰って参りました。

   そして、奇しくも普段は・・滅多に覗いた事もない北側の空地には、
  こんな雑草がビッシリ・・。

   そうそう、この花の名前こそ忘れましたが、これら雑草と言うなかれ、
  薬効が凄いのだそうですね。

   「蒲公英(タンポポ)」 は言うに及ばず、「蓬艾(ヨモギ)」、「杉菜(スギナ)」、
  「大葉子(オオバコ)」、「ナズ菜(ナズナ)」、「数珠玉(ジュズダマ)」 等など・・。

   特にスギナは万能薬で、ジュズダマに至っては、ハトムギ以上にいぼに効くとの事。
  ~(東城 百合子著 「薬草の自然療法」 より)
  こんな本を読んでいますと・・「大地よ、雑草よ、有り難う」 と、いう気持ちになります。

   「・・・20年も絶え間なく分別をわきまえさせられた後で、
  馬鹿げる事は、ああ、何て嬉しいんでしょう。
  そうだ、今日の午後は を摘みに行って来るわ。・・・」

                                        【「アンの友達」 12.】

   この場合の苺(イチゴ)は、「野苺」 なのでしょうね。
  私も、野苺ならず、草摘みに出掛けて来ようと思っています。   

道草の風色

2009-04-17 18:43:43 | 路傍の花~道草


   昨日夕方、パラッと来た雨。
  勿論、すぐにやみましたが、今朝も
  重苦しい空に変わりありません。

   朝、庭の花々は濡れていましたので
  夜のうちにも再び降ったのでしょう。
  気温も、肌寒さを覚えます。

   それでも、天気予報通り、午後には
  青空。淡青い空が広がっています。

   ところで冒頭の写真は、
  近くの小高い丘の藪に咲く野苺の花。

   そして、その下の写真は本来の苺の花です。
  我家の庭にも苺の花が咲きましたので、二つ並べてみました。
  素朴さと可憐さ。お好みは、どちらでしょうか・・?



   さて、今日もちょっとした用事で、
  出掛けて来ました。

   これまででしたら、即自転車を
  使うのですが、今日ばかりは徒歩に
  しようか、どうしようか・・
  迷ってしまいました。

   遅ればせながら、最近になって、
  少しは歩かなければいけないという
  事に、思い至ったという訳です。
  でも、友達に言わせますと・・。

   「この季節、自転車に乗る事自体、
  無謀。歩きに至っては言語道断。」 ~なんだそうです。そう、原因は日焼け。

   そう言えば、この所・・私も日焼け気味・・。とは言え・・。
  結局、自転車で出掛けました。紫外線も気になりますが、徒歩よりはましでしょう。
  そして私は今日も、道草です。

   “「まじめに、真剣に」 という事に捉われると視野が狭くなります。
  これは一番怖い事。視野を広げるために一番大事なものは、
  「道草」、「ゆとり」、「遊び」”
    ~河合 隼雄(かわい はやお)

   勿論、この場合の道草は、
  言葉そのものの道草ではなく、
  “人生の道草” という意味でしょう。

   私のように言葉通りの道草でも、
  息抜きあり、新しい発見あり・・
  ですから、長い人生、偶には道草も
  必要という事なのでしょうね。

   又々、蓮華畑に行って来ました。
  なぜか郷愁を誘われて・・。

   これは私だけでなく、昨日の新聞にも、
  「春の喪失感」 と題した、
  28歳の方(男性)のエッセーが載っていました。

   れんげ草は、田圃(たんぼ)の地力を回復させる効果があるのだそうですね。
  “姿を消しつつあるれんげ畑。楽しかった思い出が失われるようで、
  ちょっぴり寂しい。” ~と、その方は結んでいらっしゃいます。
  誰の思いも同じなのですね。

   ただ、今日の写真のれんげ畑は、去年までは、
  ほんの少ししか生えていなかった所です。

   それが今年は一面に。その意味では、嬉しい事です。
  今日は、ピンクの風が私の頬を、サ~ッと撫でて行きました・・。   

瑠璃色の花言葉

2009-04-16 16:37:36 | 香る庭の花綴り


   起床時は、久し振りに、
  真珠色の空になりました。
  
   それでも耳に届いた鶯の声に、
  心和み・・。
  それも、すぐ近くのよう。

   慌てて目を凝らしてみましたが、
  見える筈もありません。

   ふと一瞬、自分が
  今どこにいるのか分からない・・
  不思議な感覚を覚えました。
 
   “・・・すぐ外に立っている
  大きな桜の木は枝が家と
  すれすれになるくらい、
  近かった。
  白い花がぎっしりと咲き、
  葉が見えないほどだった。・・・
 
   家の両側は、一方は林檎、一方は桜の大きな果樹園に
  なっており、これ又花盛りだった。
  花の下の草の中には蒲公英たんぽぽが一面に咲いていた。
  桃色の花を付けたライラックのむせるような甘い匂いが朝風に乗って、
  下の庭から窓辺に漂って来た。・・・”
             【「赤毛のアン」 第4章】

       申すまでもなく、『アンの世界』 の描写です。
      しかも一年の中で一番美しいという “春”。

       『アンの世界』 と違って、桜は終わりましたが、
      日本の春だって素敵ですものね。

        昨日の 「山吹」 もそうですが、
      これからは濃厚かつ華麗な花々が、姿を見せ始めますものね。



   さて、我家の庭に目を移してみましょう。
  ラベンダーを筆頭に大好きな青い花が、次から次へと咲き始めました。
  (↑ 写真中央は「西洋十二単」)

   そうそう、「蔓日々草」 も種類を変えて・・。(斑入り)     
  尤もこちらの花は、まだ寒い冬に何を思ったか・・一足先に咲いたのですが・・。

   そして見るからに癒やしの、青い花の 「花言葉」 は・・。
  ラベンダーの、「あなたを待っています」 や、
  蔓日々草の、「幼なじみ」 等など・・。
 
   これらとは別に・・今丁度、花盛りの青いすみれの花言葉も、「貞節」
  やはり、ロマンティックですね。

   偶には頭を空っぽにして、花言葉に思いを馳せてみたり・・
  花占いなんてものに興じてみるのも、こんな春の日には、いいのかも知れません。

歴史薫る街

2009-04-15 18:23:18 | レトロ(素敵)な空間~散策

     昨日の雨も止み、
    朝には青空も、戻って来ました。

     でも今日は、どちらかと言いますと、
    雲の多い天候になっています。
  
     それでも、その雲間から太陽が・・。
    気温も、本来のそれに戻ったようです。

     今日の装いとしましては、ちょっぴり
    厚手の綿のワンピース(水色)に、
    薄いカーディーガン。

     ちょっと襟元が寒いので、
    幅広のビーズの チョーカー を・・。
    こんな時、この 【チョーカー】、とても助かります。

   ところで、先日(4╱10)の宇治でのお花見。
  今頃になって、見どころ満載の資料が出て来ました。

   あの一面に咲き乱れていた、
  黄色の花は、やはり・・
  「山吹」 だったのですね。

   桜の淡さとは対極にある花です。
  淡いピンクに見慣れた目には、
  ある意味、新鮮でした。

   そこは、「恵心院(えしんいん)」。
  “花の寺” としても有名だと
  言うではありませんか・・。

   思えば、その山吹の写真だけ撮り、
  後にしたのですが、
  なぜ中に入らなかったのでしょう。
  
   悔やまれます。そう言えば・・。
  なぜか後ろ髪を引かれる思いが、
  したものです。

   そうそう、山吹と言えば、
  「興聖寺(こうしょうじ)」 も・・。
  
   本堂へ向かう緩やかな坂の両側を黄金の花弁が、埋め尽くすのだそうです。
  その坂も、「琴坂」 と言うのだとか・・。何とロマンティックな名前の坂ですこと!
  
   でも、平等院にも樹齢200年以上とも言われる見事な藤棚もありますし、
  見頃と言われる、5月の初めに、もう一度訪れても良さそうです。
  お花は、桜だけではありませんものね。



   そして、もう一つ・・宇治と言えば、お茶処としても有名ですね。
  街の至る所に、歴史を感じるお店に出会います。

   次の文章は、そこにあるお店、「福寿園」 のキャッチコピーです。(↑ 上の写真は別)
  思わず、書き留めていました。↓ 写真のお宅も、粋な佇まいですものね。     

    「紫式部の時代
    宇治は、京の貴族たちが競って
    山荘を営んだ景勝の地でした。

    川霧に煙る宇治川の眺め
    京の文化に洗練された
    宇治茶の清々しい香り。

    深くまろやかな味わいと
    爽やかな諒味の贈り物です。
    今年も、・・・・」








     「山吹」 としてアップしました写真、実は間違っていました。
    正確には、「馬脚形(ウマノアシガタ)」 でした。
    ここにお詫びと訂正をさせて頂きます。(’09.7.13)      

香り花に、クラッ!?

2009-04-14 19:32:35 | 香る庭の花綴り

   起床時は降っているかいないか
  分からないような霧雨でした。
  
   こちらは、とうとう雨に・・。桜雨。
  最近の天気予報って、
  本当に良く当たりますね。
  
   桜はこれで完全に終わりでしょう。
  今日は、ちょっぴり肌寒さも・・。

   それはそうですね。
  昨日までは、季節は、まるで1ヶ月
  先の、初夏の陽気でしたもの。

   カレンダーに目を遣るまでもなく、
  まだ4月中旬。
  これが本来の気候でしょう。

   でも、冬からいきなり初夏になり、
  こんなにくるくる気候が変わっては、
  身体の方が、ついて行けなくなりそうです。

   さて、嬉しい事もありました。
  昨日になりますが、3年越しの想い花である、「羽衣ジャスミン」 が開花しました。

   ワイン色の、ピンクがかった蕾からは到底、想像出来ないような純白の花・・。
  おまけに、強くて甘~い香りが鼻孔をくすぐります。

   玄関先と庭の両方に植えたのですが、玄関先の方がいち早く・・。
  たった1輪の開花でこれほどの芳香・・。全部咲くと、一体どうなるのでしょう・・?

   「時々夕方になると、この庭に幻影のような不思議な匂いが、
  漂って来ますね。」 オーエンが言った。
   「どの花から匂って来るのか僕にはどうしても分からないんですよ。
  とらえどころがなく、そこはかとなく漂い、素晴らしくいい匂いです。」

                                           【「アンの夢の家」 第38章】

     今年は軒下の窓際に、グリーン・ゲイブルスのアンの家如く、
    至る所に植えた、「ローズゼラニウム」 と、それこそお化けのように育った、
    「ラベンダー」、「チェリーセージ」 等など・・。

       庭に出ると、思わずクラクラッとする程の、甘い香りに包まれています。
      そうそう、「リラ」 の樹も・・。 
  
       今は新芽をどんどん付けていますが、このリラの樹の、
      白い花が咲いてくれるかどうかも・・今、最大の楽しみなのです。
      来年は、もう1本紫色の花のリラも植えたいです。
 
 “今夜は、しとしとと雨が降っている。
沼地では猫柳が芽を吹き、<真っ直ぐな国> の樺の若木は、
そのむき出しの枝に透き通った紫のヴェールをかぶっている。・・・”

                                        【「エミリーはのぼる」 第11章】

 『アンの世界』 の描写も雪が消えて、待ちに待った春になって来ましたね。
“誰もが詩人になれる・・” と言う、いよいよ春の到来です。






   追記 : 冒頭の写真の花は、
  「胡瓜草(キュウリグサ)」 と判明しました。

宴のあと・・

2009-04-13 17:39:15 | レトロ(素敵)な空間~散策


   こちらは今日も良いお天気です。
  ただ、昨日までと違って
  薄~い雲が広がっていますが・・。

   相変わらず、気温は高めです。
  勿論、初夏の陽気。

   そうそう昨夜は、
  雲間からひょっこりお月様。
  丁度休む前、
  カーテンに丸い仄かな明り。

   もしや・・と思い、開けてみましたら。
  やはり、真丸いお月様・・。
  
   角度的にも位置的にも申し分なく、
  月を眺めながら眠りに着く・・という、
  幸運に恵まれました。
  随分、得した気分。

   ところで・・。
  10日、11日と続けて出掛け、
  ちょっぴり疲れ気味です。それなのに・・。

   どうにも近所の桜が気になって・・。
  散歩も兼ねて出掛けて来ました。

   案の定と言いますか・・。ご覧の通りの有様です。
  まだまだ残っているものも若干ありますが、
  八重桜を除いて、ほとんどの桜は風にひらひら、ひら~り・・。

   鶯の 「ホ~ホケキョッ」 と鳴く声や、「ピヨ、ピヨ・・」、
  「チュン、チュン・・」。鳥の歌の伴奏付きです。

   一説に寄りますと、散り際が一番美しいと言われる桜の・・
  その姿を堪能して来ました。そして、川面(かわも)には風情のある花筏はないかだ等など・・。

   毎年の事ながら、桜にはすっかり魅了されてしまいます。
  尤も、日本人の常ですが・・。

  

   こちらは今晩、未明辺りからお天気崩れる・・なんて、言っています。
  今の所、その気配は全然ありませんが・・。

   今年は、本当に長い間咲いてくれ、私達を楽しませてくれました。
  これで、本当に桜は最後でしょう・・。
  そんな今の気持ちに、ぴったりの詩を又々、ヘッセの詩でどうぞ!

 

                   うたげの後

     食卓から葡萄酒がしたたり、
     蝋燭はみな一きわ悲しげにゆらぐ。
     私はまたひとりぽっちだ。
     また、うたげは終わった。

     静かになった部屋々々の
     あかりを私は悲しく一つ一つ消して行く。
     庭の中の風だけが憂わしげに
     黒い木立と語っている。

     ああ、疲れた目を閉じるという
     この慰めがなかったら!
     いつかまた目ざめようという
     願いを私はもう感じない。

                            【ヘルマン・ヘッセ╱高橋 健二訳】  

夢桜に染まった日

2009-04-12 16:45:16 | 旅気分・夢気分
桜、さくら・・
桜、さくら・・
<佇む美<桜と平等院<川の風情<桜と平等院 Ⅱ<桜、さくら・・>
<


   こちらは、今日も晴れ上がった空になりました。雲一つありません。
  淡い水色の空も一緒! 連日の快晴。気温もまるで初夏の陽気になっています。

   一昨日(10日)も、今日と同じような天候。
  そんな中、源氏物語紫(ゆかり)の地に、(宇治平等院、及びその周辺)
  近所に住む友人と、お花見に行って来ました。

   丁度、私達の所も桜は見頃。
  あちら(宇治)も満開・・? と期待して出掛けたのですが、
  既にピークは、過ぎていました。

   ところが前回(5年前)は、その逆で、まだ五分から七分咲き。
  一番の見頃の時期に当たるなんて、なかなか難しいですね。

   とは言え、ここはシーズンを通じていつも人で溢れている、
  嵐山などに比べれば、人もさほど多くありません。

「境内に咲く八重桜」

   こんなにいい所ですのに、
  どちらかと言えば、閑散としていて
  静かです。(平等院)

   その雰囲気に、なぜか奥床しさを
  感じたりもして・・。
  でも、私の大好きな場所なのです。

   それでも青空に映える淡いピンクの
  桜、その花を愛でながら宇治川の碧い
  水の揺らめきを眺め、 せせらぎの
  音を聞く・・。

   時折、風に吹かれて、ひらひら舞い散る花吹雪と、耳元を掠める花びら・・。
  歩きながら、鳥の声に耳を傾ける贅沢・・。
  ともあれ、すっかり癒やされて帰って参りました。

   「・・・きっと人の目に触れても、しみじみと見ては貰えなかった、
  美しい所が、沢山ありそうな気がするのよ。
   風や空や太陽と仲良しになり、あたし達の胸に春を入れて
  帰って来ましょうよ。」
                    【「アンの青春」 第13章】

    写真は、お昼のお弁当。
  薄味で美味しかったです。

   川を眺めながらの食事でしたら、
  尚更良かったのですが、それは
  予約客で一杯。当然ですね。

   その代わりに川に面した、高台の
  喫茶店で美味しい珈琲を・・。

   “何だか落ち着くわね”
  なかなか腰の上がらない2人でした。   

たおやかに“和”の寛ぎ

2009-04-09 16:33:36 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編


       連日、快晴の天気が続きます。
      この季節、こんなに晴天が続くのも珍しいですね。

       お陰様で、今年は本当に長く桜が楽しめますね。
      こんな年も、珍しいのではないでしょうか。

   「・・・悩みは忘れて、幸せだけを考えましょうよ。・・・
  何か、辛いと思った時には、それを吹き飛ばすような、
  素敵な事を考えなさいってね。・・・・・」

                                         【「アンの青春」 第17章】

   本当に アン の言う通りですね。
  世の中、不景気だの何のかので、嫌な事も多い昨今ですが、
  いい事だって沢山ありますものね。何てったって今は、春ですもの。



   さて、今日のような
  良いお天気の日に、
  家の中で過ごすのは勿体ないですね。

   でも、今日は我慢。
  明日、お花見に出掛けますから。

   今日は、青い春を・・“和” で 
  寛ぎます。あら、青春ですわね。

    と言う訳で又々、
   『カフェ「薔薇の詩
   (ポエム)』 の開店です。

   ところで、ある雑誌をパラパラめくっていましたら・・。
  こんな文章が目に留まりました。

   “何となくズルズル、べったりと同じテーブル、
  同じ椅子が多いけれど、
  「お茶は、どうぞこちらで」違うテーブルに移動する。
  それだけで何倍も楽しいし、嬉しい。・・・”


    ~そう、そうなんです。
   同じ場所でも、ちょっと座る位置を変えるだけで、
   新しい発見があるのです。

    小さなお部屋だって、横から見る景色、真正面から見る景色・・。
   ましてや、テーブルを変えて場所を移動すれば、もっと大きな発見も感動も。

   そうそう昨日、ご近所のお宅へちょっとだけお邪魔しました。
  筋向いでごくごく近いのに、リビングから眺める景色は、
  我家のそれとは全く違って、新鮮でした。

   以前にもお邪魔した事はありますが、季節によっても違いますものね。
  他所様のお宅を拝見する事は、本当に勉強になります。

   話が逸れました。今日のカップは、「松代焼」。 
  深い湖の底を思わすような、そんな色です。

   松代焼と言えば、(今はブログ休止中ですが)こちらにも良くコメントを下さっていた、
  めぐみさんが、お好きだと言ってらっしゃいましたっけ・・。お元気ですか?


  
 ※  明日(10日)は、一日中出掛けます。(お花見)
   そして明後日(11日)も。(法事)

    勝手ながら、ブログはお休みさせて頂きます。
   どうぞ、よろしくお願い致します。
     

花のお喋り&笑顔

2009-04-08 16:55:55 | 香る庭の花綴り


    今日も、昨日同様の空になりました。
   相変わらず、雲一つありません。

    やはり今朝も、かなり冷えました。
   でも日中は、昨日以上のぽかぽか陽気です。

    そうそう、昨夜のお月様の美しかったこと!
   今の季節には珍しく、澄んだお月様でした。明日(9日)が満月なのですね。

     そう言えば・・ここ暫く、お月様を見上げる事を忘れていたような気がします。
    太陽もそうですが、いつも変わらずそこにある・・。有り難い事ですね。
    月こそ、古来から空想の泉そのものでしたものね。

    “・・・これまで3年間、ジェーンは月へ夢の航海を続けていた。
   微かに光る空想の世界でジェーンは素晴らしく暮らし、
   輝く銀の丘の間にある、人に知られぬ魔法の泉で魂の深い乾きを
   十二分に満足させていた。・・・”
            【「丘の家のジェーン」 3.】

   さて、去年の秋から咲いていました、
  庭のすみれ達、ここに来て一挙に
  最盛期を迎えようとしています。

   その中で、去年の春から12月頃まで
  咲き、ここの所は、お休みしていた感の
  あるペチュニアが新しい蕾を付け、
  又々、息を吹き返して来ました。

   ペチュニアなんて、珍しくも何とも
  ありませんが、ペチュニアも、やはり
  “春の花” なのですね。(写真)

   我庭では、年中咲いていますので、
  つい関心が薄れがちですが、何だか・・
  “私を見て・・” と、
  言っているように思えてなりません。

   どうしてなのでしょう・・?
  なぜか私は、このペチュニアに対して、負い目? があるようです。

   すみれ達は、いつも笑顔・・に思えますのに、
  このペチュニアには、逆に憂いを感じてしまうのです。
  それは、自分自身のペチュニアに対する、心の在りようかも知れません。