【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春薫る古都

2012-04-19 17:50:17 | 旅気分・夢気分

【仁和寺】





空気は黄金の酒のように透明で、
木の葉は若緑で、地面は震える日光で出来た
寄せ木細工のようだった。
そこを過ぎると更に野生の桜があり、
しなやかな樅の小さな谷があり、・・・                
                  【「アンの青春」 第13章】


                                    【嵐電の車内から】
   昨日もそうですが、
  今日も大層、暖かくなりました。
  それもその筈、今日は夏日だったとか。

   尤も、このお天気も今日までとの事。
  今の所、その気配はありませんけれど。

   さて早速ですが、
  昨日は友人と京都に出掛けて来ました。

   それと言いますのも先週の金曜日が、
  都合悪くて昨日になった訳ですが、
  ご覧のようにお天気に恵まれました。

   尤も桜は、ピークを過ぎていましたが、
  それでも枝垂れ桜には間に合って
  十分、楽しんで来ました。

   行先は世界遺産にもなっている、
  「仁和寺」 と石庭で名高い 「竜安寺」。

   もう1つ 「妙心寺」 にも・・
  と思っていましたが、
  朝が遅かったものですから
  時間がなくなってしまって。 

   この2つのお寺は勿論、初めてではありませんが、
  今回のようにじっくり見たのは初めてです。

   その時々の心の状態にもよるものですね。
  以前は寺院など、ほとんど興味ありませんでしたから、
  写真だけ撮って、それこそササ~ッと通り過ぎたものです。
  








【「三葉躑躅(ミツバツツジ)」】

   それにしても桜の終焉にして、
  やっと紺碧の青空に恵まれました。
  
   でも淡いピンクの桜は、
  やはり青空に1番、映えますね。

   そして赤紫色の
  「三葉躑躅(ミツバツツジ)」
  にも心、奪われ。

   桜も素敵ですが、
  このような美しい三葉躑躅などを
  見ていますと、いよいよ花咲き誇る
  春がやって来た事を実感させられます。

   ただ花の溢れる春ですから、
  人々の関心が花に向かうのは
  致仕方ありませんが、京都の庭は、
  元来、花木を多く植えないという
  特徴があるそうですね。

   何でも庭園が取り巻く全体が
  “華” という捉え方なのだとか。

   そう思えば、違った季節には又、別の趣きが感じられるのでしょう。
  冬の京の庭がいい・・というのも、こういう事なのかも知れません。



   ~長くなりましたので明日に続きます。

奏でる日本語の調べ

2012-04-17 16:30:16 | 心の宝石箱





「君、あれは君の撮影かい?」
床の間の風景の写真の額をあごで指した。
「うん、そう ―― 大連の アカシア
並木なんだよ。6月頃白い花が咲くと、
いい匂いなんだよ。街中 ――」



沈丁花 ですね。
アカシアに似た匂いですよ ―― 
僕はこの沈丁花の匂いを嗅ぐと、
妙に高校の入学試験の頃の
憂鬱を思い出すね・・・」
前の方の言葉は品子に、
後の方の言葉は修三にらしかった。
「何言ってんだい。
いつまで君は中学生なんだ。
少ししっかりしろよ」                   
                 【吉屋信子作 「家庭日記」】


   今日は朝から雲一つない快晴となりました。
  早い時間には少々、冷たかったものですが、日中は本当に過ごし易い陽気に。

   そんな陽気に誘われ、
  チューリップと早春花のイメージの強いフリージアが開花。

   そして先日植えたばかりのリラの樹(紫)。
  それでも、かれこれ1ヶ月になるでしょうか・・。

   ウンともスンとも言わないで、ただそこに鎮座しているだけでしたが、
  やっと新芽を確認。ほっと胸を撫で下ろしています。

   そうそう、従来のリラの樹は・・柔らかい新芽をふさふさと付け、
  太陽の光を受けて溢れんばかりに輝いています。

   この色こそ、「さ緑」 と言うのでしょうね。
  後は花芽を付ける事を祈るのみなのですが・・。



【清水焼の花器に 「花韮」 と 「蔓日々草」 を】


   さて、吉屋信子作 「家庭日記」 読了。
  この小説の時代背景は、
  昭和12年から13年。

   前回の 「良人の貞操」 と、
  ほぼ同時期に書かれた
  ものなのですね。

   大連などの地名から、
  日本が既に満州に進出していた
  時期と重なります。

   しかしながらこの小説を読んでいて、
  ほとんど違和感のようなものは
  感じられません。

   寧ろ、現代より余程優雅にさえ
  思われ。

   大陸の話題はスケールの大きさを、
  そして、より国際的でもある事を
  窺わせます。

   優雅と言えば・・
  旦那様は勤めから帰ると和服に着換え、
  おもむろに夕食のテーブルに着く。

   おまけに借家住まいでも姐(ねえや)がいて。
  差し交わす会話は、まるで奏でる音楽のよう。

   日本語がこんなにも素敵だなんて。
  今日は、凛とした雰囲気を感じたくて和に模様替え。

   ところで題名が 「家庭日記」 とありますように、
  2組の対照的な夫婦を中心とした物語です。
  1組は、実家が医者で養子を迎えた、修三、品子夫婦。

   いずれは紀州の実家に帰らなければならないものの、
  夫の修三が博士号を取るまでは・・と、
  実家の援助を受けながら、東京に仮住まい中。品子はお嬢様風奥様。

   もう1組は修三の幼馴染で実家は品子と同じ医者ながら、
  医科を諦め、写真家になった一郎。

   女給(ホステス)上がりの卯女(うめ)と自由恋愛? の末、
  実家からは勘当同然の一郎、卯女夫婦。

   その一郎夫婦が大連から引き上げ、
  修三に貸家探しを依頼した事から物語は始まります。

   上記の引用文からも想像出来ますように、
  一郎はロマンティスト。一方、品子の夫修三は現実派。

   恋愛というものを知らずに結婚した品子と
  一郎の間に淡い恋心のようなものが芽生えるのも不思議ではありません。

   そんな2つの家庭と卯女の友人だった美容師姉妹、
  修三の親友久保らが脇として登場。
  多少のハプニングを含みながら、淡々と描かれています。

   「安宅家の人々」 から始まった吉屋信子の作品はこの作品で、
  いつの間にか9作品になりましたが、未だに飽きません。
  それどころか読み終わった段階から次は・・と心、はやる有様です。

   それにしても実家から全部持ち帰った筈の全集に、
  1番読みたかった 「花物語」 や 「暴風雨の薔薇」 が
  抜けているのはどうしてなのでしょう。

   元々なかったのか、どこかに失せてしまったのか・・。
  いずれにしても残念です。

   余談ながら、この 「家庭日記」 は 「良人の貞操」 と共に
  映画化されたとか。その映画の主題歌を以下に記して置きます。

  

秘密の散歩径

2012-04-16 16:35:16 | レトロ(素敵)な空間~散策
 




ある風変わりな農夫が植えた巨大な林檎の
木が、ぎっしりと枝々を差し交わして
立ち並んでいた。
頭上には香り高い、雪のような花が
長い天蓋てんがいのように続いていた。
枝の下には紫色の薄暮が一面に
立ち込め、遥か先の方に、寺院の通路の
外れにある大きな薔薇形窓のように、
夕焼け空が輝いていた。
                 【「赤毛のアン」 第2章】


   花曇りの今朝は、鶯(うぐいす)の鳴き声で目覚めました。
  どうやら近くまで下りて来ているようで、その声はすぐそこに聞こえます。

   元々、山だった所を切り開いて造成した住宅地。
  今、最後に残った田舎風情の垣間見える場所にも工事の手が入り、
  鶯にしても、住む場所を失いつつあるのかも知れません。

   便利さと引き換えに失うもの。
  しかも私などは、その恩恵に与(あずか)るものですから、
  複雑な気持ちです。

   そうそう先日もお伝えした、切り取られた川土手の桜の事。
  今、残っている桜の本数を数えてみましたら丁度、7本。
  せめてこの7本だけは残して欲しいと、願ってやみません。






   さて、冒頭の写真。
  桜の花びら絨毯の小径と名残りの桜。
  朝見た里山の桜は、まだまだ健在ですが、下界はそろそろ終わりでしょう。

   それにしても、この径の向こうには引用文の如く、
  紫色の薄暮が一面に立ち込め、薔薇形窓のような夕焼け空が
  広がっているに違いありません。そんな想像を掻(か)き立てる径。

   ところで、ちょっと道端に目を遣(や)れば、
  まだまだ 「ナズナ(別名:ペンペン草・三味線草)」 が咲いています。
  三味線草・・よく見れば実が三角で、三味線のバチに似ていますものね。

   そう言えば、このナズナと 「種付け草(タネツケソウ)」 を
  一部、間違えていました。(写真) でも本当に良く似ていますね。

   かつて田植えの準備の一つとして種籾(たねもみ)を
  水に浸けたそうですが、その時期に咲くので、この名前が付けられたとか。

   もう一つ、「阿蘭陀耳菜草(オランダミミナグサ)」 も。
  つい最近、名前を知ったばかり。どれも小さな白い花です。

「よく見れば なずな 花咲く垣根かな」   ~ 芭蕉

いもが垣根 さみせん草 の花咲きぬ」 ~ 蕪村


   ここのさみせん草は 「三味線草」、すなわちナズナの事ですが、
  恋人(妹)の住む家の垣根にナズナが咲いて、その花が三味線の音を今にも奏でそう・・
  ~というのですから、ロマンティックです。

   それにしても日本を代表する俳人である芭蕉も蕪村も、
  道端の、この繊細な白い小さな花に心を寄せたのですね。
  尤も、蕪村の句は芭蕉を意識して作ったものだそうですね。  

もう一つの満開 ~ 雪の女王

2012-04-15 17:46:57 | レトロ(素敵)な空間~散策










すぐ外に立っている大きな 桜の木
枝が家とすれすれになる位近かった。
白い花がぎっしりと咲き、
葉が見えないほどだった。
家の両側は一方は林檎、
一方は の大きな果樹園になっており、
これまた花盛りだった。
花の下の草の中には蒲公英
一面に咲いていた。
紫色の花を付けた ライラックむせるような
甘い匂いが朝風に乗って、
下の庭から窓辺に漂って来た。                  
                【「赤毛のアン」 第4章】


   

   昨日は午後からは雲一つない快晴になりましたが、
  今日も概ね晴れの天気になりました。

   今日は、朝からつい先程まで 「ホ~ッ、ホケキョッ」
  と鶯(うぐいす)が囀(さえず)りっ放し。

   いいえ、鶯の声は歌っていると言った方が良いかも知れません。
  耳にも大層、心地良くて。

   昨日は1日中、外出していたのですが、
  行く先々でひらひらと舞う花吹雪に遭遇。

   それでもまだまだ桜は残っていて、
  改めて桜は凄い花びらの数を有しているのだと実感。

   ただ気温の方は少々低め。花冷えですね。
  昨夜と今朝、限定的ですがストーブを付けています。









   さて、昨日は期せずして
  花吹雪の恩恵に与(あずか)り
  ましたが、前述のように
  桜はまだ残っています。

   そんな中、もう一つの桜? 
  リラ版 「雪の女王」 が満開。
  所謂、梨の原木です。

   これこそ、『アンの世界』
  “雪を頂いたような桜” に
  思えてなりません。

   私の足が自ずと・・唯一、
  “アン気分に浸れる場所”
  に向かうのも仕方ありませんね。

   そうそう、すぐ上の写真、
  「雪の女王」 の向こう側に小さく
  蒲公英(たんぽぽ)が見えます。

   そう、今日の引用文の如く。
  ここは、こんな蒲公英の原っぱに
  なっているのです。  









   


   ここにキルトを広げ、大きなバスケットを置くと・・。
  ~普段使いの器だって、ピクニック気分は盛り上がりますね。きっと。

   ペイントした小椅子や籐椅子だって持ち込みましょう。
  そうそう、マウンテンバイクなんかも。
  「想像の余地」 は沢山あった方がいいですものね。





【こちらは梨園の梨の花】


 

すぐそこにある別世界~その2

2012-04-13 19:41:51 | レトロ(素敵)な空間~散策










2人は美に取り巻かれていた。
思いがけない色彩が森の暗がりに光り、
心を誘う間道に輝いていた。
春の日光は青い若葉越しに洩れ射していた。
至る所から小鳥の賑やかなさえずりが聞こえた。
黄金を溶かしたプールで水浴をしているかの
ような気持ちにさせる小さな窪地があった。
(中略)
桜並木 は前より古びていたが、
雪を頂いたように花を付けていた。                  
                  【「炉辺荘のアン」 第2章】










   


   午前中は概ね晴れの天気になりました。
  午後からはゆっくり下り坂に。所謂(いわゆる)、花曇りですね。

   さて、「春に3日の晴れなし」の諺(ことわざ)通り、
  つい先程から雨が・・。(18時頃から)

   お天気の崩れもあるという事ですし、
  我家の二階から見える、ほんのりピンクに染まる里山の桜が、
  どうにも気になりますので出掛けて来ました。

   早くもひらひら花吹雪。思い切って出掛けて良かったな、と。
  この雨で大分、散るでしょうね。

   今年は生憎、青空を背景にした桜とは無縁でしたが、
  美しい桜を見る事が出来ましたので良しとしましょう。




【まるで万華鏡を覗いたよう】






   


   お弁当も持たずに急遽(きゅうきょ)出掛けたものですが、
  出掛けて来て良かったと実感。

   森の中は(という事に)・・、上記の引用文の如く。
  尤も桜の種類は、『アンの世界』 のものとは違うようですね。

   桜の芳香もたっぷりで、香りのほろ酔い気分。
  今日のような天気の日は香りも、より強いのかも知れませんね。

   そして私だけの秘密の場所? も健在。   
  今度は、必ずお弁当を持って出掛けるとしましょうか・・。






行間にたゆたふ香気

2012-04-12 17:43:17 | 心の宝石箱








「あら、あたしんち、灰皿ってものがなくて、ホゝ」
と笑って加代が、これも桑の茶棚の戸を
開きかけると・・・
(中略)
「はい、これを灰皿になすってよ」
と信也の膝の近くへ差し出したのは、
茶棚から出した、1枚の小皿、
おっとりした白磁に蘭の花の染付け、
いい陶器の質だった。
「ほう、こりゃあ、なかなかいい趣味ですね、
高いでしょう」
「ホゝ、そうでしょうか、
でもお値段は言えないの、万珠堂の半端物はんぱもの
格安品から見つけて来た代物ですから」                   
                 【吉屋信子作「良人の貞操」】





   春酣(たけなわ)、
  春爛漫(らんまん)、
  春麗(うらら)、山笑う・・。

   今日は、春の季語を思い切り
  並べても飽き足らないほどの
  春らしい陽気となりました。

   そして何よりほっとした事。
  昨日の雨が 「花散らしの雨」
  とならなかった事です。

   さすがの雨も桜のあまりに
  もの美しさに、気を遣って
  くれたのかも知れませんね。

   こんなお天気ですから
  外出したいのはやまやまなの
  ですが、今日は生協の日。

   留守なら玄関先へ・・
  という約束になっていますが、
  余程の急用でない限り
  在宅する事にしています。

   今日は風に揺れる小さな花、
  「花韮(ハナニラ)」 が開花しました。
  毎年忘れずに同じ場所に。今、続々と開花のスイッチが入ったようです。







   


   さて、吉屋信子作 「良人の貞操」、読了。
  これまでに比べ、随分、時間がかかってしまいましたね。

   再三、お伝えしていますように、部屋の片付けに追われ、
  それより何より冬が終わり春になりますと、
  どうしても戸外に気持ちが奪われてしまうのです。

   従って家の中でゆっくり本を・・という気持ちに
  なかなかなれなくなってしまって。

   ~なんて言い訳は、この位にして。
  この 「良人の貞操」 は以前にも触れましたが、
  少々珍しい題名です。「妻の貞操」 はそうでもありませんが。

   でも、貞操という言葉自体、
  現在では死語になりつつあるのでしょうね。
  ある意味、素敵な言葉に思いますけれど。

   この小説の時代設定は昭和12年。
  当時にすれば、画期的な題名ではなかったのでしょうか。

   貞操は女性だけに求められ、男性にまで・・
  という社会通念はなかった筈ですから。

   この作品は、未亡人の恋を描き、
  そこに女の人間としての姿を見ようとした・・。

   所謂(いわゆる)、「良人の貞操」 という題名の中で
  未亡人の貞操を描いたのでしょう。

   図(はか)らずも今日の引用文は、その未亡人(加代)と
  邦子の良人(信也)の会話になってしまいました。
  加代は色々な事に造詣が深いものですから、つい。

   だからと言って加代の方に共鳴した訳ではありません。
  妻の邦子の方が私は好きです。

   邦子は信也と加代の間に出来た子供を引き取り、
  自分の子として育てるという、本当に出来た女性。
  そうそう、話が前後してしまいましたが、邦子と加代は親友です。

   このパターンは、今でも良くある事ですが、
  当然の事ながら1番悪いのは、信也ですね。
  邦子の気持ちは、いかばかりだったでしょう。

   それにしても、こんな内容の小説でしたら、
  ドロドロしたもので、後味の悪いものになったに違いありません。

   不思議な事に吉屋信子の作品にはそれがありません。
  寧ろ爽やかささえ感じて。

   春ですから春物に模様替えをしようと思ったのですが、
  セピア色の部屋もあった方がいいかも・・と思い直しました。

   今日は、手描きの薔薇に囲まれて。
  次は同じく吉屋信子の 「家庭日記」 です。

野の花の愛らしさ再発見

2012-04-11 15:55:15 | 路傍の花~道草

【綿毛のメルヘン】



【「和蘭陀耳菜草(オランダミミナグサ)」】




「あそこに を植えたのもヘスターよ」
とダイアナは説明した。

「・・・あの桜の実が食べられる頃まで、
あたしは生きていないだろうけれど、
自分の植えたものが、自分の死んだ後にも、
生きていて、世界を美しくする手伝い
しているのだろうと、思っていたいのですって」
                  【「アンの青春」 第13章】


   


   予報通り今日は雨になっています。それにしても起床時の暖かったこと!
  その割には日射しがありませんので、日中の気温は昨日ほど上がりません。

   従って最高気温と最低気温の差があまりありません。
  これって石垣島の気温のよう・・と、ふと思ったものです。

   そう、明日にも発射すると言われている、北朝鮮のミサイル。
  それを迎撃するためのPAC3の配備の町。 






【「姫踊り子草(ヒメオドリコソウ)」】


   さて、こんな雨の日は蝋燭を灯して・・   
  というのが私の常のパターン。
  少々マンネリ気味ですが・・。

   でも今日は、幸いにも
  昨日の写真が残っています。

   昨日は上ばかり仰いだものですが、
  その桜の樹の下には今を盛りと
  野の花が咲き誇っています。

   もうすっかりお馴染みの花ですが、
  華やかな桜の樹の下で精一杯咲く、
  これらの花が何ともいじらしくて。

   そんな花たちに敬意を表してパチリ。
  花たちも心なしか嬉しそうです。

   そして蒲公英(たんぽぽ)の綿毛。
  何とも言えない郷愁を感じます。

   子供の頃、学校帰りなどに、
  息を吹きかけて遊びましたっけ。

   ところで、今わが町は、
  すぐ近くで道路拡張工事が行なわれています。
  そんな折、川の土手にずらり並んでいた桜の樹が切られました。

   まだ何本か残っていますが、どちらにしても時間の問題でしょう。
  それこそ何十年もかかって大きくなった木が一瞬に切り倒されて行く・・。

   今日の引用文ではありませんが、この場所に最初に桜を植えた人は、
  世界を美しくする手伝いをしたかったから・・と思うのです。

   開発を一概に否定している訳ではありませんが、
  自然が破壊された後では遅過ぎる事もいくつかあるのではないでしょうか。
  今、まさに唯一残された山里の風景が失われつつある・・その現場にいます。   

すぐそこにある別世界

2012-04-10 17:47:17 | レトロ(素敵)な空間~散策















・・・道を折れるごとに何かしら爽やかな
春の香が顔を打った・・・匂い羊歯しだ・・・
もみの香油・・・耕したばかりの畑の健康的な
香り、カーテンのように桜の咲き誇る小道 あり、
草深い古い原にはこの世に踏み出した
ばかりの小さな蝦夷松エゾマツが一杯草の葉陰に
うずくまる妖精のような格好をしていた。
                  【「炉辺荘のアン」 第2章】


   
   
   
   

   今日も概ね晴れの天気になりました。暖かさも一緒です。
  そう言えば、昨日のブログのお天気下り坂云々(うんぬん)・・。

   1日、勘違いしていました。
  お天気の崩れは、今日遅くからでしたね。

   ところで朝のお天気ニュースでの事。
  「明日の雨は、花散らしの雨になるかも知れません」 
  “エッ、嘘!?”

   慌てて二階に上がって里山を見ましたら、
  全山ではありませんが、ほんのりピンクに染まって
  いるではありませんか。連日の暖かさで一気に開花したのですね。

   











 
【桜のアーチの小径】


    つい昨日の事、友人にさえ、
  「まだピンクに染まっていないわよ」

   ~なんて、ゆっくり
  構えていましたのに。

   この金曜日、友人が都合悪くて
  お花見は来週に延期したばかり。
  大丈夫かしら!?

   そんなこんなで急遽(きゅうきょ)、
  カメラ片手に桜だけ眺めて来ました。

   ただ山に登るのは止しました。
  入口の桜が七分咲き程度。

   上は、まだ余裕があるのでは・・
  と思ったものですから。

   でも、これこそ、
  希望的楽観かも知れませんね。

   それにしても下は、一体いつの間に・・
  と思うほど。満開ではありませんか。

   ただ、薄日は射しているものの、空は真珠色。
  花曇りの空には、(美しい言葉ですけれど)
  淡いピンクの桜は合いませんものね。

桜色の午後のお茶タイム

2012-04-09 17:22:58 | 私の手作り夢時間










「あたしにお茶の用意をさせて
下さいませんか?」
アン はちょっと遠慮しながら言った。
(中略)
アンは身軽く飛び上がり、仕事にかかった。
何回か水を取り換えて急須をゆすいでから
お茶を入れ、ストーブの灰をかき出し、
台所から皿を運んで来て、
テーブルを用意した。
(中略)
アンは庭から花を切って来て食卓を飾り、
テーブル掛けのシミには
目をつぶって我慢した。
まもなくお茶の用意が整い、
アンと ハリソン氏 と向かい合って
テーブルに着き、ハリソン氏にお茶を
ついであげ、・・・(中略)
色々の計画などを話して聞かせた。
                 【「アンの青春」 第3章】


   

   


   今日も昨日同様の快晴の朝を迎えました。
  おまけにポカポカ陽気に。

   ただ、この良いお天気も今日までのようです。
  これからゆっくりゆっくり・・下って行くのでしょうね。











   さて、今私は断捨離を実行
  しつつ、部屋の整理を
  している事は、既に
  お伝えしていますね。

   中にはすっかり忘れて
  いる物、思わず懐かしく
  なって感慨に耽る物・・
  様々です。

   そんなこんなで。
  又々、こんな物が
  出て来ました。

   それは、ちょっとした小箱。
  (珈琲ペーパー入れとあります)

   トールペイントが、
  まだどんな物か知らない頃、
  本を見ながら、見よう見真似で
  描いたものです。
  何だか懐かしくて。

   しかしながら図案化されていると
  言いますか・・抽象的な絵に我慢
  出来なくなって結局、いつもの自己流に。
  今日に至っています。

   それにしては最近、全然描いていませんね。
  構想はあるのですが、なかなか時間が取れなくて。

   おまけにやり始めたらそればかり、
  やめるとパ~~ッの性格が、ここでも災いしています。
  そう言えば、レース編みも。

   今日は以前にも記事にしたと思うのですが、
  「赤毛のアンの手作りノート」 に出ているカップと同じ物を。

   稚拙な絵ですが、カントリーっぽい、こんな小箱を見ますと、
  どうしても アン を思い出してしまって。

   そうそう今日の引用文、思わずクスッと笑ってしまいますね。
  アンと ハリソン氏 とが仲直り出来たお茶。

   薔薇色の陽 が冬の午後なら春の午後は何色でしょうか。
  やはり桜色でしょうね。  

食卓に咲かせる花

2012-04-08 19:17:57 | 趣味の器(壺)~その他

【九谷焼の小皿 & 漆塗りの茶托】




【香蘭社大鉢】







食卓にはアンの秘蔵の皿が並び、
白と紫のアイリスが異国風の美しさを添えて
食卓は見事だった。                
                【「炉辺荘のアン」 第15章】


   

   

   “朝から太陽” の快晴で迎えた今日。
  起床時は今日も真冬の気温です。

   ただ日中は、それが嘘のようにぐんぐんと気温を上げました。
  従って朝と日中の気温差は相当なもの。

   今に始まった事ではありませんが、
  今年は激しいジグザグ気温となっています。








   
   


   さて、今日の写真。
  今日は日中こそ良い天気で、いかにも春爛漫という陽気でしたが、
  さすが夕方になると、ヒンヤリして来ました。

   でも、今日のように春らしい日は土物の器ではなく、
  こんな花柄の磁器もたまにはいいですね。
  見ているだけで心、浮き浮き。

   先日来からお伝えしていますように、
  今私は納戸や押入れ整理の真っ最中。

   その甲斐? もあって出るわ、出るわ・・。
  今日もその例に洩れず、完全に記憶にない物まで出現。

   その 「九谷焼」 の小皿は、ぽってりとした手触りで、
  磁器とは思えない、土の温かさを感じます。

   そう言えば、これと同じ感触・・「薩摩焼」 の小皿にも。
  こんなお皿、大好きですのに、今まで何をしていたのでしょう。

   それに 【先日】 の記事でも記しましたが、
  九谷焼は今、土のピンチですものね。大切に使わなければ・・と思います。
  九谷焼は他にワイングラスも。ただ無地なのですよね。金の縁どり。

   そして 「香蘭社」 の器。
  大好きな薔薇柄ではありませんが、相変わらずの格調の高さです。
  上品さと繊細さを併(あわ)せ持つ器は他に類を見ません。

   そうそう、しまい失っていた、
  同じ香蘭社のケーキ皿が見つかりました。嬉しくて。
  そう、ピンクの蕾の薔薇のお皿。




   ただ、やはり先日、取り敢えず・・
  と思ってしまって置いた桜柄の碗、
  今持って出て来ません。

   こんな季節物は今しか
  使えませんのに。

   こちらは、ふと見上げた黄昏の空。
  何もない空にス~ッと、
  ただ一筋の雲。刹那の空でした。