【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

一期一会の宝物

2013-08-20 16:15:16 | リラのお気楽ユメ日記









   快晴、最高気温36度。
  8月も後半に入りましたが、相変わらずの暑さが続きます。

   しかしながら、以前のように身体に纏わりつくような
  湿気はありません。カラッとした暑さ。
  抜ける程、青い空には真っ白な雲がポカン、ポカン。

   吉屋信子や三島由紀夫が言った、
  「石を投げれば、スコ~ンと鳴る、夏の青い堅い空」  
  ~とは、きっとこんな空を言うのだと納得するような。

   気温は高いけれど、晩夏の趣きも感じられるようになりました。
  気象の変動がとみに大きい昨今ですが、
  それでもこうして四季のある日本が有り難いと思えてなりません。

   インドや東南アジアでは雨季と乾季の二季だけですし、
  中近東では一日(昼夜)の気温差こそ激しいけれど、
  年間を通せば季節感はないと言いますから。











   さて早速ですが、ブログを始めて今日で丸7年となりました。
  以下に私自身の気持ちを綴っております。

   これまで同様、細々ではありますが、
  これからも続けて参る所存ですので、
  今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。




とりわけ暑かった今年の夏。いいえ、
夏はまだ終わった訳ではありませんから、
過去形はいけませんね。それに、
これからも当分、残暑は続くそうですから。

さて、又々、今日という日が
やって参りました。そう、私のブログ記念日。
早いもので満7年を迎える事となりました。
これもひとえに皆様のお陰と
感謝の言葉もありません。

申すまでもなく、このブログは、
「赤毛のアン」 に心酔している私が、
ともすれば無意味に無感動に流されがちな
日常をせめてアンのように新鮮な驚きと感動を
持って捉える事が出来たら・・・という
儚い願望から始めたものです。

ところがこの7年の間には東日本大震災を
初めとした天災や、それに伴う原発事故、
はたまた中国や韓国など、日本を取り巻く
環境も大きく変わりつつあります。
そんなこんなで脳内お花畑だった私自身も
あろうことか政治に目覚める始末。

従ってブログ自体もこのままでいいのか・・
色々と模索している有様です。とは言え、
アンから離れる事はありませんので、
御安心下さい。ただ、今日、こうして
7年を迎えた事で、このような記念日的な
投稿は、今回で終わりにしたいと思います。
これからも、どうぞよろしくお願い
申し上げます。                   
                 【平成25年 8月20日】  
  

洋館と呼ぶ家

2013-08-19 19:31:37 | レトロ(素敵)な空間~散策








エミリーはたまらなく自分の家が恋しくなった。
かばの木を照らす
ニュー・ムーンの蝋燭の光 ――
露に濡れたホップのつるの匂い ――
(中略)
静けさの立ち込めた、影の多い古い庭 ――
(中略)
エミリーは窓を押し上げた。
窓は南側の樅の林に面しており、
樅の香がエミリーを慰めるように
吹き入って来た。
                 【「エミリーはのぼる」 第6章】




   こちらは今日も最高気温、36度となりました。
  これから一週間も似たようなものです。

   週末、曇り空で34度・・。
  それで涼しいなんて思うのですから何という事でしょう。

   ただ今日は、(相変わらず太陽は強烈ですが)
  意外や意外、一歩木陰に入るとそよそよと風が吹き、
  涼しく感じます。空気が乾燥しているせいでしょうね。








【蔦の絡まる家】





   そんな今日。この暑さの中ですが、久し振りの道草です。
  実は、ちょっと前から気になっていた古い洋館があります。(冒頭の写真)

   そしてもう一つ、これまでも何度か登場していますね。
  例の蔦(つた)の絡まる家。今日は緑の蔦を。(前回は 【こちら】

   古い洋館は、きちんと手入れされています。
  しかしながら、古式ゆかしいお宅。

   今日の 『アンの世界』 の家は、
  “こんな家だとピッタリだわ・・” ~なんて。想像も膨らみます。

   いつもの道から、ちょっとだけ外れてみる、遠回りしてみる・・
  あるいは途中下車・・涼しい秋が早くも待ち遠しくてなりません。

一番乗りの小さな秋

2013-08-18 16:22:16 | 四季のスケッチ










樅とえぞ松の織り成すレースで飾られた
この内気な小さな赤い道は
よじれたり曲がったりして隠れようとしていた。
辺りは日に温もり実を結んだ
草の香 がみなぎっていた。
木々はジェーンに今は知る人もない
美しい言葉で昔の物語を全て語っていた。               
                  【「丘の家のジェーン」 24.】




   連日、35度以上の猛暑が続きます。
  それでも昨夜は、「り~ん、り~ん」 と鳴く、ひと際美しい虫の声を・・。

   入浴中は辺りが静かですから、じっくり虫の音(ね)に、
  耳を傾ける事の出来る格好の空間になっています。

   虫・・で思い出したのですが、そう言えば蝉。
  ここ二、三日、耳にしていません。
  ~なんて思った途端に一声。でも、それだけです。

   その蝉は、「ツクツクボウシ」。でも早々に店じまい・・?
  こんな所にも季節を感じる瞬間です。





 
   



ぷうと云って汽船が泊まると、  
はしけが岸を離れて、漕ぎ寄せて来た。  
船頭は真っ裸に赤ふんどしを絞めてゐる。  
野蛮な所だ。尤も此暑さでは着物は着られまい。  
日が強いので水がやに光る。

                          【夏目漱石 「坊っちゃん」】




   上記は漱石の 「真夏の油照り」 の描写です。
  しかしながら汽船、船頭・・海・・と来れば・・。

   この描写からは、どこかしら 「涼」 を感じてなりません。
  それどころかある種の爽快感さえ感じ・・。

   この 「想像の余地」 からは、痛快な風・・? が吹いているようにも。
  現代にはない明治気質(かたぎ)と言ったものでしょうか・・。

   一方、まだまだ暑いけれど、真っ先に感じた小さな秋。
  それは、やはり今年も 「半夏生」 です。

   ついこの間まで葉っぱを真っ白に染め、
  まるで花のようにも蝶のようにも見えた、
  その面影は、今では全くありません。

   もしかしたら、季節に一番敏感な植物かも知れませんね。
  こうして見る限り、一気に秋の風情です。

   写真でも光と影がくっきり。
  秋は、もうすぐそこまで来ているような、そんな予感・・。

炎天下の白い妃 ~ 百合

2013-08-17 15:45:15 | 香る庭の花綴り








「私はね、昔の水準からすれば、
高い教育を受けたと思いますの。
(中略)
大変センチメンタルな人で、
花言葉 なんか、教えてくれましてね。
近頃ではすっかりないがしろにされて
いますけれど、あれもなかなか面白いものですわ。
例えば黄色のチューリップは “望みなき恋”
を表しますし、えぞ菊は
“嫉妬に燃えて御身の足許に死す”
という意味なんですよ。
(中略)
同じ言葉が、確か、ドイツ語では
ダリヤの事だったと思うのですよ。
無論、それが鍵で、全てを明らかに
示している訳ですわ。
ええと、ダリヤの花言葉は何だったかしら?」
(中略)
ミス・マープルが急に叫び声を上げた。
「思い出しましたわ。
ダリヤの花言葉はね、
“裏切りと二枚舌” でしたわ」
                 【A・クリスティー作 「火曜クラブ」】




   この所の暑さは、“猛暑を越える暑さ” なのだそうです。
  とうとう、こんな文字が巷を躍るようになりました。

   今日もその暑さに変わりありません。
  おまけに夕立どころか、雨一滴すら落ちません。
  一雨、欲しいところです。












   さて、昨日が 「淑女」 の薔薇なら、今日は 「白いきさき の百合。
  いずれも夏の庭を飾る気品溢れる花ですね。
  同時に特別に暑い今年は、この花に特別の清涼感を感じます。

   しかもこの百合は、裏庭に咲いた自然からの贈物。
  初めは1本だったものが毎年1本ずつ増え、今年は3本に。

   1本に2輪ずつ咲きますから、
  咲き揃えば、それはそれで見事です。

   ところで今日も 『A・クリスティーの世界』 から。
  言うまでもなく、白百合の花言葉は 「純潔・貞操」。
  結婚式のウェディングフラワーとなっている事は、周知の事です。

   それにしてもミス・マープルの言葉が面白い!
  植物に関して殊の外、造詣が深く、「想像の余地」 もたっぷりです。

炎天下に佇む淑女

2013-08-16 16:47:16 | 薔薇の追憶









彼女が母親や祖母から受け継いだ教えは
間違っていなかった――
すなわち、本当の 淑女 というものは、
やたらに心を動揺させたり、
驚いたりするものではない、と ――
ミス・マープル は、ちょっと眉を上げ、
頭を振っただけで言った ――          
        【A・クリスティー作 「パディントン発4時50分」】




   
   連日の猛暑が続きます。一日中、晴れ渡った空。
  こちらでは、夕立すら降りません。カラッカラ。

   それでも庭では、そろそろと、
  虫の鳴き声が聞こえて来るようになりました。

   つい先月までは庭を真っ白に席巻していた、
   「半夏生」 に至っては、すっかり過去の人? 
  見るも無残な姿になっています。

   灼熱の戸外ではありますが、季節の移ろいを感じて。
  ほんの僅かですが、夜も長くなりつつありますものね。






   さて、そんな中、
  この炎天下でも凛とした
  姿で咲いたのは・・。

   私が秘かに 「淑女の薔薇」
  と呼んでいる薔薇。

   我庭には真紅の薔薇は
  もう一つ、リラ版、
  「公爵夫人の薔薇」 があります。

   そう言えば以前は、
  花びらを緩やかにカールさせて
  いるこの薔薇こそ、正統派の
  薔薇だと心酔していたものです。

   それが今では、
  どうしてどうして・・。

   今日の淑女の薔薇にも、
  すっかり魅惑させられる羽目に。

   それにしても(昨日に続き)
  上記の 「淑女」 の話。     

   そう言えば、この 「淑女」、
  今では死語に近い言葉に
  なっていますね。

   でも、まさにピッタリ。
  良くも 「淑女の薔薇」 と、ネーミングしたものだと自画自賛。
  “人間もこうでなくっちゃね・・” ~なんて思う次第です。

   ところで余談ですが、A・クリスティーの本には、
  推理の醍醐味も然る事ながら、ある時は登場人物の言葉として又、
  ある時は舞台背景として、興味をそそる事柄が目白押しです。

   これらは折に触れ、『アンの世界』 と同様に、
  ご紹介出来れば・・と思っています。
  何と言っても 『アンの世界』 の原点の国ですから。

古民家の癒しと憩い

2013-08-15 17:13:27 | 散歩道の日溜りカフェ



【格子戸の涼】






「牛の腰の上部とあばらの間の
とびきりの肉を使ったステーキ、
それに美味いビール ―― これに限りますな。
こけ威しの凝った フランス料理 のオードヴル、
オムレツ、ちっぽけなうずら肉と
いったものは願い下げでさあ。
ビフテキならいつも大歓迎ですよ」
客の好みに応じてステーキを
注文したポアロは、
ごもっともというように微笑を向けた。
         【A・クリスティー作 「ブルートレイン殺人事件」】




   ここ二、三日は、朝晩だけは涼しくなっていましたが、
  又々、元の暑さに逆戻り。

   今朝などは朝の早い時間に30度越え。
  冷房の効いた室内から戸外に出た時のムッとした熱気も健在です。












   さて昨日は、珈琲好きの
  友達を誘って(前回、ご一緒
  した方とは違います) 再び
  趣きのあるベンガラ格子の
  喫茶店 「リザルブ珈琲店」 へ。
  (前回は 【こちら】

   その前にフレンチデザート
  で腹ごしらえ。     

   どちらかと言えば、
  ランチより喫茶店にお連れ
  する事がメインでしたから。

   先日はブレンドを注文
  しましたが、(初めての
  所では必ず注文)
  昨日は、「グァテマラ」 を。

   友達が一番大好きな豆で、
  私も相伴したという訳です。
  でも、やはり美味でした。

   ところで先日は、撮り忘れた珈琲カップも昨日は忘れずに。
  漆塗りのお皿にナルミのカップ。センスが感じられます。

   今回も二杯目はサービス。
  先日は和風でしたが、今回は逆ですね。

   先日は、うっかりしていましたが、
  お店には珈琲ミルも展示されています。
  静かなお店で落ち着ける空間。又、出掛けたい場所です。

   そうそう、今日の例文。イギリスとフランス。
  勿論、料理の事ですが、イギリス人がさり気なく
  フランス料理を揶揄(やゆ)している事に苦笑。

   そう言えば、その逆もありましたね。
  フランスのシラク元大統領。

   「スコットランドの郷土料理に
  「ハギス」 があるが、あんな不味い料理も珍しい。

   あんな不味い料理を出す民族は信用出来ない。
  イギリスはフィンランドに次いでヨーロッパで二番目に不味い」


   それにしても散々な言われ方。 
  「たかが料理、されど料理」 といった所でしょうか・・。





【フレンチデザート】


懐かしさに包まれた町

2013-08-13 15:45:15 | レトロ(素敵)な空間~散策









   アラッ!? アレッ・・?
  起床時、冷房の効いた室内から一歩出た時の、
  この所の(慣れっこになっている)ムッとした熱気がありません。

   相変わらず朝からカンカン照りの空ですが、
  昨日までの暑さに比べますと随分、涼しく感じます。

   暑さが半端ではありませんでしたものね。
  それこそ、これまで経験した事のない暑さ。

   それに比べれば、今日は湿度がなくカラッとしています。
  と言っても最高気温は今日も36度なのですが・・。

   そして、この一週間も相変わらずの晴れマークですが、
  一応のピークは抜けたのでは・・? と思います。
  尤も、大いなる願望も込められていますけれど。








   さて、この暑さの中、
  昨日も京都、伏見に。

   炎天下は40度を
  越えていたでしょう。
  光と影がくっきり。

   こんな風ですから、
  さすがに用事をこなす事が
  精一杯で、あれこれ見て
  回る気分にはなりません。

   それでもここは、
  ちょっと横道に入ると、
  昔懐かしい光景が
  あちこちに。
  ついふらふらと。

   その昔、竜馬もきっと
  歩いたに違いない細い路地、
  竜馬通りには、レトロな喫茶店・・

   “何か貼り紙がしてあるけれど、
  営業しているのかな!?”
  「想像の余地」 には事欠きません。

   そうそう、ここにはアーケードのある商店街もありますが、
  シャッター通りではありませんし、賑わっています。

   やはり歴史を感じる商店街。いつの間にか暑さも忘れています。
  思いの外、新鮮。昭和の時代にタイムスリップした気分です。
  この町、気に入っています。

夏が香るポプリタイム

2013-08-11 16:23:16 | ハーブと香り雑学










ミス・マープル は、
狭い小ざっぱりした四角な庭に望む、
裏手の居間を占めていた。
そこには、花瓶敷きだのドイリーなどが
沢山あり、陶器の装飾品も豊富に揃い、
大きなジェイムズ一世時代の一組の家具や、
鉢植えの羊歯しだが二つ置いてあって、
厳しいまでに清潔だった。
ミス・マープルは
暖炉の側の大きな椅子に座って、
忙しそうに 編物 をしていた。         
         【A・クリスティー作 「パディントン発4時50分」】





   連日の猛暑が続きます。それにしてもこの暑さ!
  35度までは何とか我慢出来ますが、
  さすがに人間の体温を越える気温には限界があります。

   これから一週間も、ズラリと並んだ、
  真っ赤なお天気マーク。何だか圧倒されそうです。







   さて、一歩外に出ると、
  ムッとした暑さ。
  同時に感じる草熱(いき)れ。

   冷房の効いた室内に
  長い事いますと、思いの外、
  冷えてしまって。

   炎天下の庭ですが、
  気分転換も兼ねて、
  つい戸外に。

   「熱(いき)れる」 とは
  熱くなるとか蒸(む)れると
  いう意味で、「息切れる」
  や 「息有る」 が語源とか。

   尤も 「熱(いき)る」
  は、勢いづくという意味も
  ありますから、「元気」
  という意味に変えて
  しまったようですね。

   確かに炎天下に関わらず、
  庭の草花たちは、みんな元気。
  道理で元気を貰う筈ですね。

   今日も話が逸(そ)れました。
  そんな庭に面した、この場所。
  今日は、ポプリコーナーに。

   涼しい室内で、ポプリの香りに包まれ、元気な庭を眺める・・。
  アラ・・!? 編物こそしていませんが、
  この光景、ミス・マープルを彷彿(ほうふつ)させるではありませんか。

   私の中では 『アンの世界』 も 『クリスティーの世界』 も一緒。
  どうかご容赦下さいね。   

炎庭の青い癒し

2013-08-10 16:02:38 | 香る庭の花綴り











8月 の夕方の柔らかい日射しと、
けだるい影の落ちている小径こみちを、
アンは風に吹かれた妖精のように
踊りながら戻って来た。      
             【「赤毛のアン」 第21章】



   こちらは昨日以上の暑さとなりました。しかも朝からカンカン照り。
  それにしても気温が体温、それも高熱の状態だなんて。
  (四国の四万十では40度にもなったとか)

   かと思えば、かつて経験した事のない大雨。
  日本・・というより、地球がおかしいですね。

   今日も 『アンの世界』 の8月は、
  日本の8月とは比較にならない程の、気持ちの良い8月のようです。
  そろそろ日は斜めなのですが、こちらはとても、とても・・。



   さて、連日の猛暑。
  外は黄色い、ギラギラ太陽の
  照り返しで、まさに炎の庭。

   そんな中、唯一の癒しは
  朝の美人こと、
  青い朝顔に接する事。

   今年は(余った)種を
  至る所に撒(ま)きましたから、
  思いがけない所にひょっこり
  顔を出しています。

   あるものは木の向こうから
  モデル? の如きポーズを取り、
  又、あるものは、地面に咲く
  小さな野の花のように。

   いつもの鉢の中では
  ありませんから、
  それは自由気儘で奔放。

   ただ、さすがにこの炎天下
  では早い時間に萎(しお)れて
  しまいますけれど。

   尤も日陰のものは、
  その限りではありません。

   そうそう、西洋朝顔(ヘブンリーブルー)も。
  最後におまけ。ピンクの朝顔も咲きました。 





   

青い時間 ~ 涼を呼ぶティータイム

2013-08-09 17:55:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編








ミス・マープルは晴れてルーシーに伴われ、
暖炉のそばの席に着かされて、
今サンドウィッチを渡してくれた
アルフレッドに対し、ハンサムな男に
彼女がいつも見せる好意的な
微笑を向けている次第だった。
「どうも有り難うございます・・・・・
(中略)
ええ、卵とサーディンですわ、
それで結構です。
私、いつもお茶の時に
どうも卑しくなるのではないかと
気になりますよ。
誰でもついそうなりがちですのね。
それに勿論、
夜はとても軽い食事にしています・・・・・
私は気を付けなければいけないんです」                 
        【A・クリスティー作 「パディントン発4時50分」】




   今日の最高気温は、何と37度。
  今夏・・いいえ、これまでで最高気温のような気がします。

   一方、秋田では 「経験のない大雨」 が。
  今年は日本各地で、こんな事ばかりですね。

   それでも朝の早い時間には、
  カンカン照りではありませんでしたから、
  それ程の暑さには感じなかったものです。

   とは言え、そんな空は長続きしません。
  時間の経過と共に、ギラギラ太陽。そうなりますと・・
  やはり、エアコンのお世話にならざるを得ませんね。

   








     さて、そんな今日。外は燃えています。
    せめて家の中位、涼しくお茶タイムと致しましょう。
    大好きな青色で。題してリラ版 「青い時間」。

     ~なんて。ちょっぴり、A・クリスティーみたい。
    二週間振りですね、『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』 開店です。
    昨日、久し振りに好物の 「かもめの玉子」 も届きましたから。

   カップは、今日も土物で。美濃焼。
  今日、偶然、見つけたと思ったのですが、
  既にアップしていました。すっかり忘れていました。

   一応、珈琲カップですが、浅いカップですので、
  スープでも良いですね。「美味しいお茶が入りましたよ」~♪