だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

トリアー監督の終末

2012-01-03 20:53:57 | 映画
デンマークを代表する映画監督、ラース・フォン・トリアーは1956年4月30日コペンハーゲン出身。いつもトリアー監督の作品には驚きと困惑と感動を持ってして、観賞しています。はい。

渋谷のシネマライズで「奇跡の海」(96)で、初めて監督作品を見て大ショック!前年に“ドグマ95”を発表し、それに基づいての1作目でしたが、そんなことは全く知らず、ただただ呆~然。

ちなみに“ドグマ95”は、すべてロケで撮影、効果音は使わない、手持ちカメラで撮影、カラー撮影で照明は使用しない、光学合成やフィルター禁止、アクション禁止、回想シーンの禁止、ジャンル映画禁止

35mmフィルムであること、監督名はクレジットしない…などの基本ルールに基づいて映画製作すること。「キングダム」(94、97)「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)「ドッグヴィル」(03)

「マンダレイ」(05)「アンチクライスト」(09)と見続けています。そして最新作が「メランコリア」(11)。いつものように脚本も書いてます。“メランコリア”とは憂鬱病のこと。ただし本作では、惑星の名前。

<第1部:ジャスティン>ジャスティン(キルスティン・ダンスト)は、新郎のマイケル(アレクサンダー・スカースガード)と共に姉夫婦の邸宅に向かっていました。しかしリムジンが立ち往生して、大遅刻!

姉クレア(シャルロット・ゲンズブール)とその夫ジョン(キーファー・サザーランド)が開催する結婚パーティー。ところが、母ギャビー(シャーロット・ランプリング)が悪意に満ちたスピーチをします。

イラつくジャスティンは会場を離れ外に出、空を見上げるとさそり座のアンタレスが存在しないことに気付きます。<第2部:クレア>7週間後。アンタレスを遮って地球に異常接近する惑星メランコリア。

ジョンは『惑星は5日後に通過するので、地球に衝突することはない』とクレアをなだめるのですが…。そこへ憔悴しきったジャスティンがやって来ます。果たして、メランコリアは地球に衝突するのでしょうか?

ウド・キア、ステラン・スカースガード、ジョン・ハート、イェスパー・クリステンセンと、トリアー作品常連もいる豪華な配役。本当に“世界は終わる”のでしょうか?トリアー監督なら、やるでしょう。はい。
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