だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

人生は60歳から

2012-01-04 21:45:16 | 映画
「ガス燈」(44)と「追想」(56)でアカデミー賞主演女優賞を、「オリエント急行殺人事件」(74)で助演女優賞を受賞したイングリッド・バーグマン。1982年、67歳で亡くなりました。

「無防備都市」(45)でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したイタリア人監督、ロベルト・ロッセリーニ。2人を両親に、生まれたのがイザベラ・ロッセリーニ。1952年6月18日ローマ出身。

デビュー作は、母バーグマン出演の「ザ・スター」(76未)。続いてテイラー・ハックフォード監督の「ホワイトナイツ/白夜」(85)、デヴィッド・リンチ監督の「ブルーベルベット」(86)に出演。

他にも「今ひとたび」(89)「ワイルド・アット・ハート」(90)「不滅の恋/ベートーヴェン」(94)「ふたりのトスカーナ」(00)など多くの作品に出演。そんなロッセリーニも、現在60歳。

女優が年を重ねると出演作がなくなる…とは、よく耳にする言葉。女優でなくても年齢を自覚するのは、やはり大変なこと。「ぜんぶ、フィデルのせい」(06)のジュリー・ガヴラス監督、最新作は…

最高の人生をあなたと」(11)です。結婚30年の夫婦の物語。イギリス人の母とイタリア人の父を持つメアリー(ロッセリーニ)。夫は建築家として世界的な名声を博すアダム(ウィリアム・ハート)。

3人の子供たちはすでに独立し、孫にも恵まれたメアリーとアダムでしたが、ある日メアリーは、突然“記憶の空白”を経験します。その“物忘れ”をきっかけに、夫婦の“老後”を考えはじめます。

高級ブランドのドレスを着てゴージャスに着飾っても、なぜか気分は晴れない…。若くて美しい女性と自分を見比べてしまう…。どんどん落ち込んでしまうメアリーでしたが、アダムは全く違う反応を。

若いスタッフとの新プロジェクトに新たな情熱を燃やすアダム。果たして、円満だった夫婦は?日本では、60歳といえば“還暦”。ものすご~く、年を感じさせる言葉ですよね。違うのに…。

アダム役のハートは、1950年3月20日ワシントンD.C.出身。ケン・ラッセル監督「アルタード・ステーツ」(79)でデビューし、「蜘蛛女のキス」(85)で主演男優賞受賞。見応えありそうですね!
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