だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

スピルバーグ、65歳の新作

2012-01-10 21:02:25 | 映画
2007年10月、イギリス・ロンドンのナショナルシアターで初演された、『War Horse』。邦題は『軍馬ジョーイ』。マイケル・モーパーゴの原作(82)を、マリアンヌ・エリオットとトム・モリが演出。

音楽:エイドリアン・サットン、脚色:ニック・スタフォード。その後、ニューロンドン・シアターで上演され、2011年からNYブロードウェイで上演されました。そして第65回トニー賞最優秀作品賞受賞。

ピーター・シェーファー作『エクウス』(73)でも馬が出てきますが、役者が金属製の馬のマスクをかぶり観客を静謐でドラマチックな舞台に引き込みます。『War Horse』にも等身大の馬が出てきます。

ハンドスプリング・パペット・カンパニーの制作した馬(パペット)には、3人の役者が入って操作。実際にご覧になった方もいらっしゃるでしょう。うらやましい。それをスティーヴン・スピルバーグが映画化!

戦火の馬」(11)です。スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ、フランク・マーシャル製作、撮影は「プライベート・ライアン」(98)「宇宙戦争」(05)と何本もスピルバーグと組んでいるヤヌス・カミンスキー。

第1次大戦前夜のイギリスの農村。貧しい農家の少年アルバート・ナラコット(ジェレミー・アーヴィン)は、父テッド(ピーター・ミュラン)と母ローズ(エミリー・ワトソン)と暮らしていました。

この家に引き取られた1頭の馬。彼はジョーイと名付けられ、アルバートと家族のようなかけがえのない絆で結ばれるのでした。しかし戦争がはじまり、ジョーイとアルバートは引き離されてしまいます。

ジョーイは、英国軍の軍馬として戦場の最前線に送られてしまったのです。死と隣り合わせの過酷な日々。しかし、それはジョーイの驚くべき旅の始まりでした。軍馬を誰よりも大切にするイギリス人将校…

ドイツ軍を脱走した幼い少年兵の兄弟…両親を亡くしたフランスの少女…死と隣り合わせの戦場ですれ違う名もなき兵士たち…。敵味方の区別を知らない馬の目を通して描かれる、戦争。

出演者にベネディクト・カンバーバッチの名前が。彼は1976年7月19日ロンドン出身。「アメイジング・グレイス」(06)でデビューし、TV「SHERLOCK」(10)で主演。楽しみです。
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