『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

決戦の日

2021-10-31 05:45:00 | 藤井 聡太
きのうは
山間部の僻地にある
Y中の文化祭に参加してきた。

全校生8名の
避難特区の学校に勤務して
3年目だが、全員が
カウンセリング対象でもあるので、
みんなと仲良しになっている。

きのうは
在校生の兄の卒業生とも
久しぶりに会って、
元気に活躍してくれているのを
嬉しく思った。





周囲の山々は
すっかり色づいて、
今がちょうど見ごろである。

AETのM先生が
持参したドローンを
グランドから発進させて
上空から紅葉風景を
空撮していた。

標高550mの山間部とあって
市内よりも4℃ほど低いので、
朝方は0℃になる日が多いと聞いた。

なので、昼でも
みんな上着やジャケットを着てるのに、
さすがに英国人の彼は
ジーンズに半袖Tシャツ姿で
驚いてしまった。

ついつい
「Don't you get cold in short sleeve?」
と心配してしまったが、
「チョット、サムイデス…」
と苦笑いしていた。

欧米人は人種的に
東洋人より筋肉量が多いので
基礎代謝量も多く、
平熱が37.5℃くらいあるから
Tシャツ姿が多いのだそうた。






生徒8人全員のカルテがあるので、
彼らの文化的表現活動の内容を
よく観察して、その心理をも
推し量るものとして
参考にした。

1年生二人による
落語『時蕎麦』を
寸劇に仕立てたものは、
地元の特産品の「そば」を
総合学習の研究テーマとして
発表するための導入と落ちとして
演じられたのが秀逸だった。






山木屋の在来種として
保存されていた種子を栽培した
蕎麦が収穫され、
きのうから学校の麓にある
『やまこや』で
「新蕎麦まつり」が始まり、
文化祭の打ち上げとして
頂いてきた。

ここの職人さんは
よくテレビにも登場し、
学校にも毎年「そば打ち体験」教室の
指導に来て下さる。

新蕎麦は
グルテンが豊富なのか
モッチリした強い腰があり、
その食感は初めてのものだった。






文化祭後に
高速でいわきの湯本温泉まで出向いて、
ソーちゃんが対局している
旅館『新つた』まで
行ってみようかと思いもしたが、
文化祭で午前を満喫したので
大人しく帰宅して
TV観戦することにした。

初日は
中盤の46手目まで進んだが、
形勢は「50:50」のイーヴンで、
名人クラスのふたりによる
さすがのバランス感覚であった。

今日は決戦の日で、
前日の最後の一手を「封じ手」とした
トヨピーの「指し手」によっては
いっきに終盤に向かい
勝敗の決着がつく。

ソーちゃんが
今日を勝って三連勝とすれば
「四冠」目の『竜王位』は
九分九厘まちがいない。

その歴史的なシーンが
今日の午後以降に
ライヴで観戦できる。







これまで各地の転戦で
キュートな「おやつ」を選んで、
マスコミの話題にもなり
売上にも貢献した彼が
福島で何を選ぶのか注目していたが、
なんと、古めかしい伝統菓子の
『みよし』の「じゃんがら」とは…
驚いた。

これは自分が子どもの頃は
CMでもやっていたが、
創業が昭和24年の
「いわき」にある老舗菓子舗の
ソウルフード的なものである。

無形民俗文化財の
『じゃんがら念仏踊り』の
太鼓を模っている。

今は、高速のSA売店で
よく見かけるが、
時折、買い求めては
その変わらぬ食感に
懐かしさを感じたりしている。

そんな古風な伝統菓子を
ソーちゃんが選ぶとは
驚きでもあったが、
かの大山 康晴名人に心酔する
伝統芸の棋士だけあって、
なんだかクラシカル繋がりで
似合ってもいた。

これまでは
『ぴよりん』やら
『くまもなか』とか
キャラ系の可愛いもので
話題を呼び、その売り上げを
三倍増させたというが、
ここにきて所謂「本寸法」の選択に
スイーツ追っかけも
戸惑ってるかもである(笑)。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ソーちゃん来福!!! | トップ | 三連勝!! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

藤井 聡太」カテゴリの最新記事