『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

雲間をダイヴ

2018-07-10 04:34:00 | 風景
七夕を終えると、
祇園祭の室礼に直すのが
我が家の習いとなっている。

京都に八年住んでいた
名残りでもあり、
フミとアキは
京都生まれである。

あの
コンコンチキチキという
祇園囃も耳に懐かしく、
そのCDも四条烏丸の十字屋で
祇園祭の最中に購入して、
この時季になると、
部屋で流している。

東北の地に居て
京の都の祭り日に
思いを巡らすのも
我が夏の風物詩である。



青交趾風の
イタリア製鉢カバーを
水指に見立て、
真塗の蓋を
茶道具屋さんで設えた。

まだ梅雨明け前だが、
盛夏も近いので、
染竹の筏竹簀に合わせて
涼しさを演出した。




最初は
色紙に描いていた月鉾を
短冊に仕立て直した。

竹籠に
白い墨田の花火と
青紫陽花、紅花色の野花を
夏の夜空に咲く
花火に見立てて
活けてみた。

夏だなぁ・・・。

何処からか
蚊遣りの香が
漂ってきそうである。






退勤時に、
一天にわかに掻き曇り、
雷鳴が轟き
夕立となった。

それまで、
蒸すような暑さだったので、
山肌に降り注いだ雨は
すぐさま蒸散し
山あいに雲が棚引き流れた。

川俣路を下ってくると、
その雲間を縫って、
飛行機で降下しているような
気分を味わえた。



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