今日 junさんとTELで話した。といってもかけようとしてかけたのではない。けれどjunさんはTELを待っていた。以心伝心というのはよくあることだ。junさんは千の昼、千の夜の最初の頃から夜ごと通ってくれていた。白ばら通信のインゲ・ショルを検索してたどりついたのだ。舞台でショル兄妹を演じるためだったか それとも演じたあとだったかよく覚えていない。ともかく浮世離れしたところが似ていてわたしたちは打ち解けあっていた。
そんなふうにここにはたくさんのひとびとが訪れてつかのま時を過ごしては去っていった。ひとこと残してゆくひともいればなにも云わずに去るひともいた。正直のところ わたしはここで求めてはいけないものを 求めていたようだ。闇にむかって どこのだれと知れぬひとに語りかけることをはじめて六年 伝えつづけ語りつづけることにすこし疲れてしまったのである。
語りでいえば アイコンタクトができないステージから暗い客席のシートに向かって語りかけていたようなものだ。つれづれを語っていたのが次第に語りのことが多くなっていった。そして語りについては もう語りつくしたように思う。わたしは もうそれほど多くを求めるまい。ただ語ることから 先に進もうとしている今だから。
ミクシィでも探している。だれかとであうこと、なにかとであうこと。そして確認しあいながら歩くこと 歩きつづけること。そうしたことから 多くのひとにたくさんのメッセージを書くようになった。こうして読んでくださるあなたをわたしは知っているのだろうか? とても不思議だ。でも、いま待ってくださるあなたの気配を 受け取ってくださるあなたの気配を感じている。ほんとうは あなたもいっしょにきてくださればと思うのだが そうもいくまい。
もう 毎日は来られないだろう。それでも ときどきのぞいてみてください。わたしはここにいます。
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