遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
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神威 神話を語るための旅
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/
2009-04-06 12:26:16
さて、いよいよ 重い腰をあげて11月の出雲の旅行について書こうと思います。10月の青森につづく出雲の旅はおなじようにひょんなことから参加することになったのです。今思えば、日本のルーツ、自分のルーツをさぐる旅、語り手としては、自分の役目を果たさせていただけるかどうか知るための学びの旅でした。実際はまだ自分のなかで整理されてはいないのですが、なにかが変わり、不思議な力を感じました。
さきごろから、パワースポットということばをよく耳にしますが、自分の身に実感として感じるようになったのは昨年の5月のことでした。筑波山頂 男体山本殿(御祭神イザナギノミコト)と女体山本殿(イザナミノミコト)のあいだで畏れながら神さまがお辛くていらっしゃる...という波動を感じたのです。わたしはとても驚きました。アンテナのせいではないかと感じています。ケーブルカーで降りるとき新緑のお山が溶岩に変わり平地が溶岩に呑み込まれていく幻影もはっきり見ました。
その後皇祖皇太神宮の参拝では強烈な霊威にしばらく動悸がおさまりませんでした。そして神代文字の展覧会で神代文字を前にしてそこから発せられるエナジーに立っていられませんでした。普段は無意識のうちに防御しているようなのですが、意識をはずしたり、或いはあまりに強力なパワーだと飛び込んでくるものがあって、良きものばかりではないので悪しきものは防ぐように 身体の軸を確立したいのはそういう意味もあってのことです。
パワースポットといいましても、ひとによって相性というものがあるようです。また御神統にも深く関わっているように思います。ですからただ参拝すればよいものでもないようですし サワリを生じる場合もあるかもしれません。それを踏まえていただいて出雲の旅で感じたいくつかを聴いてください。
まず出雲大社、
御祭神は大国主大神
出雲大社・拝殿で参拝し本殿に向かって拝殿のうらに回ったときのことです。心臓が飛び上がるような...というかうまく形容できないのですが、かぁっと血が滾るくらくらする感じで畏れ慄きました。今、思い出してもドキドキします。平成の大遷宮ということで御神体が拝殿に御安置されていたと聴いたのはあとのことです。ブログを書くために配置図を見たのですが、もし本殿とおなじように御安置されているなら、オオクニヌシノオオカミの御神座のおそばあたりで飛び上がったのでした。ほかに客神として天之御中主神、高御産巣立日神、神産巣立日神、宇麻志阿斯訶備比古遅神、天之常立神が祭られておりますがこの五柱の神さまは人格神(人と同じような姿や人格を有する)ではありません。創造主です。
本殿
出雲大社
....
出雲大社構造
発掘されたうづ柱
3本の杉を一本にして巨大な空中神殿を支えました。島根県立古代出雲歴史博物館で模型を見ることができます。そのほかタタラを踏む(もののけ姫に出てきましたね、製鉄は古代を読みとく鍵のひとつです)体験などもできますよ。ところでアシタカは蝦夷の族長の名まえです。蝦夷ほか先住民族は足がながく彫りが深かったようです。土ぐもは子どものようにちいさかったとか...といってもこれらの名はヤマトがつけた蔑称です、....さて道草を食ってしまいましたね。
つぎに日御碕神社
日御碕神社はひのもとの夜を守る日沈の宮(昼を守るのは伊勢神宮)、神の宮があって神の宮には素盞鳴尊(スサノオノミコト)が日沈の宮には天照大神(アマテラスオオミカミ)が主祭神として祭られています。白壁に赤が映えてとてもうつくしいみやしろのたたずまい、摂社末社すべてにおまいりしました。日御碕神社から帰る途中、あたり一帯のお山からつよい気が発せられているのに気がつきました。神社にはトイレがありませんから近くの島根ワイナリーにバスは立ちよったのですがその駐車場に立つとくらくらするようでした。お山のあたりから虹がたちのぼったのですが、写真にとることができなかったのが残念です。
全景
神の宮
">
">
日沈宮
ワイナリー駐車場から見たお山、この山だけでなくあたり一帯から感じた。
日御碕神社
三度目は玉造温泉に泊まった翌朝、散歩に行ってなにかに引かれるようについた玉作り湯神社、ご祭神は櫛明玉神、大名持神(オオクニヌシ)、少毘古那神(オオクニヌシと国つくりをした)此処の霊気も素晴らしかったです。お山全体からつよい清清しい気が漲っていました。
玉に願をかけるようです。美しい女性がいました。
玉造湯神社
四度目は神魂神社、由緒ある古い御社で神気も格別でした。ご祭神は伊弉冊大神(イザナミノオオカミ)伊弉諾大神(イザナギノオオカミ)、主神がイザナミさま...女神なので千木が水平です。ヒモロギのようなもの(竹)が立っていてそこにつよい霊気がありました。あれはなににつかうのでしょう。近くに穴があり、根の国 黄泉へつながる穴とか....皇祖皇太神宮にもおなじような穴があったのを思い出します。出雲大社で祭神オオクニヌシノミコトが正面ではなく西を向いていることについて諸説がありますが、黄泉の国の方角という説があります。
千木とは屋根から出ている角のようなもの。切り口が水平なのは女神様のお社です。一番上の出雲大社の千木は垂直ですね。
ヒモロギ? 灯篭の向う側に穴、本音はこわかった。。です。写真はUPしないでおきます。
神魂神社
日本の神話を語ろうとすることから旅ははじまりました。ただ本に書かれたものを語る...というわけにはいかない、と思ったからです。神話とは民族の拠り所であり歴史であり、神とつながるものです。自分の目で耳で確かめられることは確かめたかった....。そこで青森、白神に行き縄文をたどり、謎めいた国譲りの地、出雲をまわってみた。知らないことばかりでした。不思議な、目くるめく、心踊る学びでした。神社とは古代と現代をつなぐよすが、歴史庫のようなものです。客人神、摂社、末社、狛犬、額 すべてが語っています。山や大地が呼びかけてきます。そして古代から大地の山の?それともどこからかやってくる力のアクセスポイントであるようです。わたしたち人間はただの生き物ですが確かになにか大きな尊いものとつながっているようです。
とても書ききれるものではなく、あまり膨大にすぎて、入り口にさしかかっただけで語ることまで行けるかどうかわかりません。それでもいいかな...いやいやそうはいきませんね。御守護を願いつつ、瀬織津姫、名草姫伝説につづくものがたりを語っていきたいと思います。瀬織津姫についてはまだ端緒についたばかり、祓戸大神、水の神、櫻の神であるだけでなく男神天照大神、あるいはアラハバキ神、あるいは大歳の神、あるいはオオモノヌシの后神であったといわれた瀬織津姫神のものがたりをいつか語りたい。
神在す地の空はうつくしい....です。海も大地も汚してはならないと思います。他の神社についてはのちのち書いてみたいと思います。
宍道湖から
皆生にて
渚
神社参拝マナー
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