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遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 





真央さんのおかあさんが亡くなって 知らなかったことをいくつか知りました。フィギュアスケートをつづけるのは実にお金がかかること。おかあさんが 日本人がきらいだったタラソワコーチのもとにみずから出向いて 真央さんのコーチをたのんだこと。タラソワコーチクラスだと年間1500万円くらい指導料がかかること 一曲 振り付けしてもらうだけで100万円 大会についていってもらう費用 等 年間3000万くらいとあるのを読み ただただ驚きました。

ふつうのサラリーマン家庭ではとてもできないことです。そういえばテニスの錦織くんのテニス留学もたいそうなお金がかかったと聞いたことがあります。スポンサーを探すなど 世界に名をのこすアスリートになるには才能と幸運と努力ともっとなにかひつようなものもあるのでしょうね。

おかあさんのお話では 天分は姉の舞さん 真央さんは努力型とか...そこでわたしは 最近語りにしてみた 泣いた赤鬼の一節を思い出したのです。村人と ともだちになりたくてしかたがない赤鬼に青鬼は 自分がわるものなるから赤鬼がこらしめてくれるようにいいます。そうすれば村人は赤鬼を味方と信じるだろうと....赤鬼は
「あれじゃあ 青くんにすまないよ」というと青鬼はさびしげにわらって
「なにか おおきなことをしようとするなら だれかの犠牲がひつようなんだよ」といいました。

わたしはすこし覚りました。フィギュアに情熱と努力を注ぎ込むこと、時間とたゆまぬ努力をささげ ケーキや甘いものなどおよそ少女のたのしみに目をくれず ひたすらすべること。それだけでなく家族の愛と時間とお金をささげること いわれないバッシングや不公正に耐えること........そこではじめて ひとの魂を揺るがす 天使の粉が舞い降りるような.....と形容される真央さんのフィギュアスケートの数々が生まれたのだと.....

真央さんはおかあさんが望まれたように おおぜいのひとから愛されるスケーターになりました。なんとおおくの”贄”がささげられたことでしょう。究極の捧げものは 愛するものの死にほかなりません。きっと 真央さんは これからもっともっと輝くことでしょう。暗い闇の世を照らし 希望をもたらすひとつのひかりになることでしょう。

さて あなたはなにを捧げることができますか。あなたのたいせつなもののために。わたしはなにを捧げられるでしょう。



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