おとといは 叔父の23回忌(ほんとうはまだ21年) 叔母の七回忌でした。
叔父は裁判所に勤める固いひと というのがはじめのイメージだったのですが 肝臓がんを患い ヒーリングに通うようになって知った 叔父の歴史はとんでもないものでした。若い頃 浅草のストリップ劇場に出入りし 無名のころの渥美清さんや古川ロッパさんたちと芸人になる夢に向っていた というのです。芸名は ○ ○ コウジ? だったような...。その後 松竹で 寅さんファンクラブの会長をながらく勤め 男はつらいよシリーズでは 台詞のないチョイ役で各回 ちょこっと顔を出していました。 渥美さんは気難しいひとだったそうです。昭和天皇からお召しがあっても皇居に参じず 山田監督がひとりでいったそうです。...... ユーチューブを検索したら 渥美さんが歌っている軍歌がいくつかありましたから 戦争についてなにか思いがあったのかもしれません。そんな縁で 祖父母の葬式には 渥美さんや 賠償さんから花輪をいただいたりしました。
おととい 法宴のまえに突然 従弟が おねえさん 急で悪いけど 渥美さんの手紙 読んでくれないか というのです。 目をとおおすと それは 従弟の結婚式に渥美清さんが寄せてくれたメッセージでした。
.......さんの息子さんが結婚するなんて考えていなかったけれど やはりこの人も人の親だったんだ
初めて○君と会った時、なかなかいい男で 親父よりも二枚目だと思ったけれど 良く見ると親父の若い頃にそっくりという感じだね
ものぐさで何にもしない楽天家で 明日のことなんか考えない そんな男だが 人の良い事は天下一品で
その点 良く似ているような気がするね だけど 誰にも悪口を言われないでなんとなく好かれるというのは
やはり 人徳なんだろうな それに気がつかないのは家族だけ
そうでもなければ 何千何万といるファンクラブを取り仕切っていけない
でもね ○ ○ さんのその誠意を感じて 力を借す(まま)人もいるんだよ
○ ○ ちゃん ○○ちゃん そして数多くのともだち 素晴らしい人脈だものね
そんな人達がいて 一生県(ママ)命努力しているから ○君ものんびり暮らしてこられたんだろうし
○君も そんな友達や仲間を沢山つくって 親父に敗けないよう これからの長い人生を○○さんと力を合わせて
夫婦円満に暮らせるよう頑張って下さい。
それが 親にとっては一番うれしい事だし 心から願っている事なんんだから
○君 ○○さん おめでとう
○君のおとっつあん 雅夫の友達
渥美 清
読むのは むつかしゅうございました。 渥美さんの語り口は独特なんだなぁ とあらためて思いました。