ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ラストコーション

2008-02-08 18:01:31 | 映画
すごい映画だ。

そのセックスシーンの過激さ。

中国では、女性の尊厳を傷つける恥辱映画のベストに選ばれている。

でも、一方、この映画はベニス映画祭のグランプリを得ている。

日本が中国に進出していた時代。1942年の上海。

中国の傀儡政権下の出来事。

実際に当時、傀儡政権の近くにいた張愛玲の短編小説を映画化した。

監督は、あの「ブロークバックマウンテン」のアン・リーだ。

今回は中国へ帰っての演出。

傀儡政権の要人を、抗日グループの女性がスパイとして

色仕掛けで取り込み、殺そうと企てる話だが、

むしろ、その二人の関係が濃密に描かれている。

背景の描写が、丁寧なので、スパイという立場が

スリルを呼び、二人の関係もサディスティックで

単なる恋愛映画ではない。

最後は、壮絶なラストで、愛を歌いあげている。

背景がシビアなだけにより愛が深まるということなのか。

コメント (1)
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